韓国の20・30代女性の間で「香水ブーム」到来か、コロナ禍で「ニッチフレグランス」の売り上げが急増

韓国の20・30代女性の間で「香水ブーム」到来か、コロナ禍で「ニッチフレグランス」の売り上げが急増

韓国の20・30代女性の間で、香水の人気が高まっているという。写真は香水。

韓国の20・30代女性の間で、香水の人気が高まっているという。5月12日、韓国メディア・毎日経済が報じた。

記事によると、最近人気を集めているのは、「ニッチフレグランス」と呼ばれる調香師独自の個性やこだわりが生かされた、アート性の強い「ニッチな」香水。韓国内でニッチフレグランスの販売権を最も多く所有する「新世界インターナショナル」の関係者は、「ニッチフレグランスは一般的な香水に比べて2〜3倍高額だが、希少性や高級感ゆえに『人とは違う自分だけの香り』を求める消費者が増え、売り上げが着実に伸びている」と語る。贈答用として大量に購入する人も多いという。

「新世界インターナショナル」によると、ニッチフレグランスブランド「サンタ・マリア・ノヴェッラ」の2021年1月から5月第1週までにおける売上高は、前年の同期間に比べて60%の増加を見せており、「Diptyque」(ディプティック)や「BYREDO」(バイレード)もそれぞれ47%、24.5%の伸び率を記録したとのこと。商品価格も20万ウォン(約1万9300円)台から30〜40万ウォン(約2万9000〜3万9000円)台へと上昇しているという。

ニッチフレグランス市場が急速に成長したのは新型コロナウイルスの影響が大きいとみられている。「在宅勤務や『巣ごもり』の機会が増えたことで、化粧の代わりに香りで個性を出したいという人が増加したため」だといい、「高級ブランドの服やバッグに比べると比較的安価で購入できるため、『小さなぜいたく品』として好まれている」と記事は伝えている。

さらに記事は、韓国の20・30代女性の間に広まる「フレックス(Flex)文化」も、ニッチフレグランスの人気に一役買っていると分析。「フレックス」とは、高価なものを購入したり、購入したことを自慢する際に使われる流行語である。淑明女子大学経営学部のソ・ヨング教授は、「最近の若い人たちは、SNS上にさまざまな高級品の写真を投稿することでフレックス文化を楽しんでいる」とし、「ニッチフレグランスもフレックス文化に最適化されたアイテムと言える」と説明した。

韓国のネットユーザーからは、「金もないのに20代がぜいたくしているんだな」「マスクをしていたら香水の香りもよく分からないのでは?」「バスに乗ったら女性3人の香水の香りが強すぎて降りようかと思った。私も女性です」「こういう人たちは政府から助成金をもらおうなんて考えないでほしい」「自分が満足するためじゃなくて、SNSで『いいね』をもらうためだったの?レベルが低い話だな」など、否定的なコメントが多く寄せられている。

一方では「好きな香水をつけるくらいで文句を言わないでほしい。好きな服を着るのと同じだし、それで気分がよくなるのならいいことだ」「ブランドバッグをせがまれているわけでもないんだし、香水くらい買わせてあげたらいい」「香水はエチケットでしょ」など、肯定的な意見も見られた。(翻訳・編集/丸山)

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