韓国のNAVERがコメント記入時にユーザーのプロフィール写真を公開、悪質コメント撲滅に効果は?

韓国のNAVERがコメント記入時にユーザーのプロフィール写真を公開、悪質コメント撲滅に効果は?

13日午後3時以降、韓国・NAVERのニュース記事にコメントを書き込む際には記入者のプロフィール写真が公開されるようになった。写真はNAVERのサイト。

13日午後3時以降、韓国・NAVERのニュース記事にコメントを書き込む際には記入者のプロフィール写真が公開されるようになった。韓国メディア・朝鮮Bizが伝えた。

記事によると、NAVERは最近、「コメントを書き込んだユーザーが分かりやすいように、13日からユーザー本人が設定したプロフィール写真をコメントと併せて公開する」ことを発表した。「インターネット実名制」ほどの効果はなくても、ユーザーの身元を特定しやすい環境を作ることで、悪質なコメントが減ることを期待して取られた措置だという。

NAVERは2020年3月、芸能人に対する悪質な書き込みが増えたことにより、芸能ニュースへのコメント記入を廃止。また、記入者が過去に書き込んだ全コメントや、30日以内に書き込んだコメントへの共感比率、自ら削除したコメントの割合などの「コメント履歴」を他のユーザー全員が確認できるよう、システムを改編した。

さらに2020年7月に元女子プロバレーボール選手のコ・ユミンさんが自殺する事件が起きると、8月にはスポーツニュース記事へのコメント記入も廃止。2021年1月からは、人工知能(AI)を利用した「AIクリーンボット」が悪口だけでなく性的不快感を抱かせる表現も削除できるよう改良を行った。

ポータルサイトDaum(ダウム)を運営するカカオも、2019年10月と2020年8月に、芸能ニュースとスポーツニュース記事へのコメント記入をそれぞれ廃止したという。

しかし一般のニュース記事では、いまだに特定の層や個人、政治家などに対してわざとスペルを間違えるなどの方法で悪質なコメントを書き込む行為が続いており、「プロフィール写真公開」についても効力が疑問視されているという。

また、プライバシーの侵害を懸念する声も上がっており、中央大学メディアコミュニケーション学部のソン・ドンギュ教授は、「ユーザーが自身の顔写真をプロフィール写真に設定している場合、ネイバーが公開すると肖像権の侵害にあたるおそれがあるため、実名よりもプロフィール写真の方が問題となる可能性が高い」と述べているという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは、「実名制にして国籍も表示しよう。中国のスパイや北朝鮮のスパイが混ざっているかもしれない」「インターネット実名制に賛成」「プロフィール写真は大した情報じゃない。どうせなら国籍の表示を」「住民番号の数桁と実名を表示させればいい」「顔や氏名、国籍や地域まで公開するようにして」など、さらに厳しい措置を求める声が多く寄せられている。

一方では「国民の表現の自由を制限しないでほしい。共産主義国じゃないんだからこんなことまで検閲すべきでない」「『急上昇ワード』も復活させて」など、システムの改編に反発するコメントも見られた。(翻訳・編集/丸山)

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