行き過ぎた「追っかけ」を助長?空港のファン向け有料サービス、取り消しに―中国

行き過ぎた「追っかけ」を助長?空港のファン向け有料サービス、取り消しに―中国

中国でアイドルに対する一部ファンの行き過ぎた追っかけ行為が問題視される中、湖南省の長沙黄花国際空港でファン向け有料サービスが取り消されたことが分かった。

中国でアイドルに対する一部ファンの行き過ぎた追っかけ行為が問題視される中、湖南省の長沙黄花国際空港でファン向け有料サービスが取り消されたことが分かった。

中国メディア・界面新聞の14日付記事によると、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で13日、あるネットユーザーが、「アイドルを待つファンのための待合エリアが長沙黄花国際空港に」と指摘した。料金は10人まで利用できるボックス席が3000元(約5万円)、個人客は1人200元(約3400円)で、いずれも「ファン秩序管理保証金」として別途2000元(約3万4000円)が必要という。ただ、AI財経社が15日午前、電話で問い合わせたところ、対応したスタッフは「このサービスはなくなりました」と回答したそうだ。

界面新聞はこうしたサービスに別の空港の関係者から「公衆の秩序と航空の安全が確保されるのであれば導入して構わないのではないか。実施に当たってはアイドルとファンが近距離で接触することを受け入れるかどうか所属事務所に確認する必要があり、秩序も確保せねばならない」との見方が示されたと紹介。また、民間航空専門家の林智傑(リン・ジージエ)氏が「ファンのニーズを正確に掘り起こしてサービスを正確に提供すればより良い利益が見込める」とファン経済の勢いに言及すると同時に「ファン向けの商品、サービス開発では他の客に影響を及ぼさないような配慮が必要」と注意を促したことを伝え、「実際に、大勢のファンによる出迎えや見送りが空港の正常な秩序に影響する現象が起きて久しい」とも説明した。

一方、AI財経社はこのサービスにネットの反応が分かれたことを紹介。「社会の治安管理や人々の正常な移動に支障が出なければ一種の特色ある収益方法だ」と肯定的に考えるネットユーザーがいる半面、「行き過ぎた追っかけ行為を助長する」と捉える人も少なくないという。

AI財経社はまた、サービスは表面上は他の客と隔てた空間をファンに提供するものだが、実際はアイドルが空港に現れた際にもたらされる秩序の問題を緩和するものではないとも指摘している。(翻訳・編集/野谷)

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