奇観!1000人の経営者が1キロにわたる長蛇の列なして労働者募集、月給25万円でも応募者なし?―中国

奇観!1000人の経営者が1キロにわたる長蛇の列なして労働者募集、月給25万円でも応募者なし?―中国

16日、中国中央テレビ(CCTV)は、生産年齢人口が減少している中国の各地で、働き手を求める経営者による長蛇の列が発生していると報じた。

2021年5月16日、中国中央テレビは「奇観」と題し、生産年齢人口が減少している中国の各地で、働き手を求める経営者による長蛇の列が発生していると報じた。

同テレビは、広東省広州市海珠区にある康楽村の通りでこのほど、被服工場の経営者1000人ほどがサンプル製品や求人ボードを掲げて労働者の到来を待っている光景が見られたと紹介。経営者による「行列」はおよそ1キロにも及び、業界全体が高齢化の課題を抱える中で1990年代、2000年代の若い世代の労働者を求めていると伝えた。

その上で、特に若い世代の労働人口が減少しているために、どんなに給料を引き上げても働き手がやって来ない状況に陥っていると説明。ある工場の経営者が「今の給料はこれまでの数倍になっている。仕事が早い人なら、月に1万5000元(約25万5000円)はもらえるが……」と語ったことを紹介した。

また、経営者が若い働き手を求める光景は同市にある多くの被服製造を主要産業とする村で起きているほか、四川省成都市のEコマースを主力産業としている「淘宝(タオバオ)村」でも同様の事態が発生しているとし、国家統計局が全国9万余りの工業企業を対象に実施した調査では約44%が「最大の問題は従業員不足」と回答したとしている。

同テレビは労働者の確保が難しくなっている背景に、生産年齢人口が日増しに減少していることがあると指摘。今月11日に発表された第7次全国人口普査(国勢調査)では、16〜59歳の生産年齢人口が8億8000万人と10年前に比べて4000万人余り減少したことが明らかになったと伝えた。(翻訳・編集/川尻)

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