インドのガンジス川に遺体が浮かぶ理由―中国メディア

インドのガンジス川に遺体が浮かぶ理由―中国メディア

新型コロナウイルスの感染爆発が起きているインドで、ガンジス川の河畔に多数の遺体が漂着する事態が起きていることについて、中国メディアの頭条新聞はその原因を報じた。

新型コロナウイルスの感染爆発が起きているインドで、ガンジス川の河畔に多数の遺体が漂着する事態が起きていることについて、中国メディアの頭条新聞はその原因が経済的な問題や宗教上の問題にあると報じた。

頭条新聞はロイターの報道を引用する形で、インド政府が16日、ガンジス川に漂着した遺体の中に新型コロナウイルスによる死者がいたことを初めて認めたと報道。「これより前に、ガンジス川ではすでに数百に上る遺体が見つかっており、コロナによる死者ではないかとの憶測が流れていた」とした。

その上で、こうした「惨状」が起こっている原因の一つとして「火葬費の高騰」があると指摘した。「インドのコロナ感染は4月からコントロールを失い死者が1日4000人余りと激増し、葬儀業者は手が回らず、火葬のためのまきも不足し、火葬の費用が倍以上に値上がりしている」と説明。現地住民は「火葬用の木材が不足しているので、亡くなった人がそのまま川に投げ入れられている。村では12〜13の遺体が投げ入れられた」と話したという。

記事は「貧しい人は火葬の費用が負担できず、遺体を放置していれば感染が拡大する恐れもあるため『やむを得ない選択』になっている」と伝えた。

さらに、もう一つの原因として「宗教、信仰」があると指摘。インドの一部地域では古くから水葬が行われているとし、「宗教上の重要な期間には火葬ではなく水葬にする」「未婚者は火葬してはいけない」といった慣習があると説明した。加えて、「インドの人々はガンジス川が心身を清めてくれると信じている」ことも背景にあるとした。

記事は、川に流された遺体を魚などの水生生物が食べている恐れがあるとして、ガンジス川で取れる水産品の売り上げが落ち込んでいること、現地警察が川に遺体を投げ入れないよう呼び掛け、パトロールを行っていることも伝えた。

このほかにも、「インド北部のガンジス川近くでは500近くの遺体が砂に埋められているのが発見された。数カ月前から、動物がこうした遺体の肉を食べに集まってきている」とも紹介し、現地住民の「強風が吹くと砂が飛ばされて、腐乱した遺体があらわになる」との言葉を伝えた。

この話題は中国で大きな注目を集めており、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)のランキングでは18日午前10時現在、「インドガンジス川に遺体が浮かぶ原因」が2位になっている。(翻訳・編集/北田)

関連記事(外部サイト)

×