中国人3人、コロナ抗体検査陽性の報告書を改ざん―ナイジェリア

中国人3人、コロナ抗体検査陽性の報告書を改ざん―ナイジェリア

ナイジェリアの中国大使館は20日、新型コロナウイルスの抗体検査で陽性となった検査報告書を改ざんしたとして、3人の男性の申請を当面受理しないと発表した。写真はラゴス。

ナイジェリアのラゴスにある中国大使館は20日、新型コロナウイルスの抗体検査で陽性となった検査報告書を改ざんしたとして、中国系企業2社に勤める3人の男性の申請を当面受理しないと発表した。

同大使館によると、中国への帰国を希望する韋(ウェイ、35歳)、唐(タン、49歳)、劉(リウ、29歳)の「健康コード」を確認していたところ、指定された検査機関でのIgG抗体検査の陽性報告書の改ざんが見つかった。

大使館は「中国の防疫法規に違反するものであり、当大使館の正常な確認業務を著しく阻害した」として、3人および3人が勤める2社の従業員の健康コード申請を2カ月間受理しないとした。また、2社には業務改善、2週間の取引停止を指示したほか、当事者の情報を中国国内の主幹機関に報告したとしている。

中国のネット上では「公共の安全に危害を加える行為だ。刑事罰を科すべき」「入国禁止にしてほしい」といった非難の声や、「絶対に誰か成功したやつがいて、それを教えたんだ」「たぶん個別の事例ではない。多くの場合ごまかし通せてしまうだろう。罰を厳しくせよ」といった声が並んだ。

一方で、一部のユーザーからは「IgMが陰性でIgGが陽性ってことは、感染して治ったってことでしょ。理論上IgGの検査は必要ない。わざわざ改ざんする必要もない」「私もIgGの結果を改ざんしたと聞いておかしいと思った。大使館が求めるのはPCRとIgMの陰性。IgGが陽性か陰性かはそれほど重要じゃないのに、なぜ改ざんしたのか分からない」といった声も上がった。

IgM抗体は感染初期に作られ、早い段階で消失するのに対し、IgG抗体は遅く作られ、体内に残存する期間も長いといわれる。専門家によると、IgMが陰性でIgGが陽性であれば、一般に過去に感染していたことを示しており、その時点での他者への感染力は弱い状態とのこと。同大使館の発表から、3人はPCRやIgM抗体の検査結果については改ざんしておらず陰性だったとみられる。(翻訳・編集/北田)

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