カンボジア首相「中国に頼らずして、誰に頼れというのか」

カンボジア首相「中国に頼らずして、誰に頼れというのか」

21日、中国中央テレビは、カンボジアのフン・セン首相が「中国に頼らなければ、誰に頼るというのか」と発言したことを報じた。写真はカンボジアに到着した中国製新型コロナワクチン。

2021年5月21日、中国中央テレビ(CCTV)は、カンボジアのフン・セン首相が「中国に頼らなければ、誰に頼るというのか」と発言したことを報じた。

同局は、同首相が20日に日本経済新聞社主催の第26回国際交流会議「アジアの未来」開会式に参加したと紹介。日本側が「カンボジアは中国に依存しすぎている」と問題を提起したのに対して「中国に頼らなければ、誰に頼るのか」と語ったと伝えた。

そして、同首相が「1990年代、日本はメコン川を股ぐ2つの大きな橋の建設を支援してくれたが、その後のメコン川、トンレ・サップ、バサック川に架かる橋はみんな中国が支援してくれた。国内の道路3000キロ余りの建設も中国が支援してくれた。逆に聞きたいが、もし中国に依存しなかったならば、国際社会はわれわれに何らかの答えを出してくれるのか」と述べたことを紹介している。

記事によれば、同首相はさらに、中国の支援がなければ200万人近い国民へのワクチン接種も不可能だったと主張するとともに「米国は1100万ドルのコロナ対策支援を提供すると言っていたが、現時点でそのお金が一体どこにあるのかわからない。提供してくれるという400万回分のワクチンについてもなんの返事もない。米国大使館がSNSで110万回分について近々カンボジアに到着すると言っているが、われわれの事実確認に対して向こうは確証が取れていない状態だった」と米国の支援に対する不信感を露わにした。

このほか、日本が1990年代から今世紀初めにかけてカンボジアの発展のために数多くの支援を行ったことに言及しつつ「当時、カンボジアは日本に依存しすぎという人はいなかった。それなのに中国によるカンボジア支援に対し、依存しすぎとの疑念を抱くのはあまりにも不公平だ」との考えを示した。(翻訳・編集/川尻)

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