多国からなる研究チームが日本の原発処理水放出を分析「4〜5年後に北米に到達」―中国メディア

多国からなる研究チームが日本の原発処理水放出を分析「4〜5年後に北米に到達」―中国メディア

26日、科技日報は、福島第一原発の汚染処理水が海洋放出された場合、4〜5年で北米に達するとの予測を示した論文が学術誌に掲載されたと報じた。

2021年5月26日、中国の科技日報は、福島第一原発の汚染処理水が海洋放出された場合、4〜5年で北米に達するとの予測を示した論文が学術誌に掲載されたと報じた。

記事は、中国、オランダ、ウクライナ、韓国、スペイン、マレーシア、タイなどの専門家による共同研究チームがこのほど、同原発の汚染処理水の海洋放出によって海で生じる影響について評価を行い、その結果が学術誌の「Marine Pollution Bulletin」にて発表されたと伝えた。

そして、研究結果ではまず、海洋放出された放射性物質を含む処理水が海流に乗って東へと拡散し続け、4〜5年後には北米沿岸に到達し、その後沿岸から南北両方向へと広がった後、南へ運ばれた一部が海流に乗って10〜15年かけて西太平洋海域に戻るとの予測が示されたと紹介した。

また、太平洋から東に向かって拡散する途中で一部の放射性物質が太平洋の海洋表面下に潜り込み、南西方向に「潜泳」することも想定されており、2〜3年で中国の海域に進入することになるとも予測されたとしている。

記事は、処理水が中国の海域に到達した際のトリチウム濃度は1立法メートル当たり0.1ベクレルと予想され、現在の海洋中におけるバックグラウンド濃度である1立方メートル当たり50ベクレルに比べると、明らかなトリチウム濃度上昇を引き起こさないものの、その他の物質の濃度や潜在的な生態系への影響については引き続きモニタリングや評価を行っていく必要があるとの認識が示されたと伝えた。(翻訳・編集/川尻)

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