中国伝統なのに「それは日本のものだ」…今度は団扇をめぐり文化論争―米華字メディア

中国伝統なのに「それは日本のものだ」…今度は団扇をめぐり文化論争―米華字メディア

26日、米華字メディア・多維新聞は、漢服の復興に伴い中国人の自己文化に対する意識が高まっており、「団扇」の日本式、中国式をめぐる論争を引き起こしたと報じた。

2021年5月26日、米華字メディア・多維新聞は、漢服の復興に伴い中国人の自己文化に対する意識が高まっており、「団扇(うちわ)」の日本式、中国式をめぐる論争を引き起こしたと報じた。

記事は、中国では若者を中心に伝統衣装である漢服に対する注目が高まるのに伴い、人々の自国の伝統文化に対する意識も強まっていると紹介。日本や韓国の伝統文化に対し「中国文化を流用したものだ」とセンシティブになりつつある一方で、多くの人が日本式と中国式の違いについてはっきりと理解できていないとした。

そして、先日は団扇を巡る論争が生じ、あるメディアが紹介した中国の伝統的な扇に対し、ネットユーザーが「それは日本のものだ」と指摘して物議を醸したと伝える一方で、多くのネットユーザーからは「一体どれが日本式で、どれが中国式なのか」という声が出ていると紹介している。

その上で、日本を代表する団扇の一つである房州団扇について、竹を使って柄や骨組みを作り、糸を使って形を作り、骨組みに紙をのり付けしてできる形状や工程は、中国にも似たようなものが存在すると指摘。「それもそのはずであり、団扇が奈良時代に中国から日本に伝わったものである」と説明した。

記事は「中国の団扇の発展史を見れば、より具体的でかつ寛容な見方ができるはずであり、真ん中に柄がついた団扇を全て日本の団扇だと早合点することもなければ、日本のものを知らずしらずのうちに持ち出して物議を醸すこともない。いかなる事物に対しても、幅広い視野から見る必要があるのだ」と評している。(翻訳・編集/川尻)

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