大豊作の豪州産の綿花が行き場失う…豪中対立エスカレートで中国から「ボイコット」され―豪メディア

大豊作の豪州産の綿花が行き場失う…豪中対立エスカレートで中国から「ボイコット」され―豪メディア

28日、環球時報は、対中関係の悪化によってオーストラリア産綿花が中国に輸出できない状況となり、現地農家から憂慮の声が出ていると報じた。写真は綿花。

2021年5月28日、中国紙・環球時報は、対中関係の悪化によってオーストラリア産綿花が中国に輸出できない状況となり、現地農家から憂慮の声が出ていると報じた。

記事は豪放送協会(ABC)の27日付の報道を引用。3月の降水量が多かったことでオーストラリア産綿花は史上最高レベルの大豊作になるとみられる中、綿花栽培農家は最大の輸出先である中国市場が失われることを憂慮していると説明した。

そして、多いときには年間8億豪ドル、同国の綿花総生産量の70%を輸出し、同国にとって最大の綿花輸出相手国である中国との関係が悪化したことにより、今年収穫した綿花が中国にほぼ輸出できない状況になっていると指摘。業界関係者の話として「すでに中国の紡績工場が、オーストラリア産綿花のボイコットを迫られている」と紹介した。

その上で、オーストラリアでは現在中国以外の既存市場への輸出拡大と、新たな輸出先の開拓が積極的に進められており、ベトナム、バングラデシュ、インドネシア、タイ、韓国などが重点に据えられているとした。

一方で、中国市場での綿花価格は国際市場価格よりも高くなることがあると指摘し、「市場の多様化に向けた努力の成否にかかわらず、中国という優れた輸出市場を失うことで、オーストラリアの綿花栽培農家はため息をつくことになる」と伝えた。(翻訳・編集/川尻)

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