韓国ドラマが「視聴者至上」掲げ中国の広告をすべて削除―中国メディア

韓国ドラマが「視聴者至上」掲げ中国の広告をすべて削除―中国メディア

1日、観察者網は、中国資本の韓国国内産業進出に対する懸念が韓国国内で強まる中、韓国ドラマが中国ブランドの広告を一切排除することを発表したと報じた。写真は中国向けに放送されている韓国ドラマ。

2021年6月1日、中国メディアの観察者網は、中国資本の韓国国内産業進出に対する懸念が韓国国内で強まる中、韓国ドラマが中国ブランドの広告を一切排除することを発表したと報じた。

記事は、同名コミックを実写化した韓国ドラマ「九尾の狐とキケンな同居」が26日に放送を開始したものの、ネット上では主役の演技レベルの低さが指摘され、原作ファンからも「登場人物の立ち位置を理解できずに演技している」という厳しい批判の声が出ており、視聴率が低迷していると紹介。一方で、韓国メディアはこのドラマについて「作品の質の問題を意図的に曖昧にし、作品の制作過程における中国資本の介入を重点的にあげつらっている」と伝えた。

そして、同ドラマの放送開始当日に制作チームが記者会見を開き「制作に当たり視聴者の感情を優先させてきた。われわれは視聴者至上の姿勢を守るため、韓国国内で放送する際には全ての中国ブランドの広告を削除する」と発表したことを紹介した。この措置は韓国国内での放送にとどまり、外国向けには中国の動画配信プラットフォーム・愛奇芸を通じて放送されるため、中国ブランドの広告を残すことになるという。

記事はまた、韓国国内メディアが同ドラマの措置について「中国関連の広告を削除するとのことだが、ドラマの制作過程で中国企業が参加しているため、完全に消しされるのかを多くの人が懸念している。観察が必要だ」と報じたことを伝えている。

韓国・崇実大学国際貿易学部のク・ギボ教授は「中国が多くの分野で韓国と競争関係にあることから、中国資本の進出によって韓国の市場全体が奪われる可能性がある。一方で、現在中国資本は韓国のエンターテインメント産業への投資を進めており、韓国のエンタメ企業は中国資本の助けを借りて、長期的な発展の目標が立てられている。中国資本はチャンスとリスクの両側面を持っており、戦略的、選択的に接近していかなければならない」との見解を示したという。(翻訳・編集/川尻)

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