ロンドン五輪で「竹島は韓国領」の紙を掲げた韓国選手がIOCを批判「自分は罪人扱い、日本には寛容」

ロンドン五輪で「竹島は韓国領」の紙を掲げた韓国選手がIOCを批判「自分は罪人扱い、日本には寛容」

3日、韓国・国民日報によると、12年のロンドン五輪で「独島セレモニー」をして物議を醸した韓国のサッカー選手・朴種佑が「国際オリンピック委員会は公正さに欠ける」と批判した。写真はロンドン・スタジアム。

2021年6月3日、韓国・国民日報によると、2012年のロンドン五輪で「独島セレモニー」をして物議を醸した韓国のサッカー選手・朴種佑(パク・ジョンウ)が「国際オリンピック委員会(IOC)は公正さに欠ける」と批判した。

韓国では最近、東京五輪組織委員会の公式ウェブページ上の地図に竹島が日本領として表記されていることに対する反発が広がっている。これを受け、韓国政府はIOCに仲裁を求めたが、IOCは「消極的な態度」をみせているという。

朴は2日に行われたインタビューで、ロンドン五輪を振り返り「警護員2人が来て屋上に連行された。警護員の間に座らされ、表彰式が終わるまで罪人扱いされた」と述べた。

朴は日本との3位決定戦に勝利した後、サポーターから渡された紙を掲げてメダルはく奪の危機に陥った。紙には「独島(竹島の韓国名)は韓国の土地」と書かれており、IOCはこれを「政治的メッセージ」と判断して朴へのメダル授与を保留とした。最終的にはスポーツ仲裁裁判所の判決を受けてメダルを受け取ることができたが、当時は「チーム全体のメダルがはく奪される」との話も出ていたという。

記事は「9年前の朴のとっさのセレモニーには迅速に対応したIOCが今回の竹島表記問題については『東京五輪組織委員会に問い合わせよ』と言って関与せずにいる」と指摘。また、「IOCは2018年の平昌五輪では日本の抗議を受け入れ、統一旗(朝鮮半島が描かれた旗)から独島を削除するよう勧告しており、公平性に欠ける」と批判している。

朴も「IOCが日本に対してとても寛容なので公正と言えるかどうか疑わしい部分がある」と指摘し、「IOCは正義を見せるべき。IOCも日本も(竹島の表記が)間違いであることに気づくべきだ」と強調したという。

これを受け、韓国のネットユーザーからは「金に目がないIOC。金を前にしたら五輪精神なんて忘れる」「IOCを国際審判にかけよう。これは日本の賄賂なしにあり得ないこと。韓国は弱い国でないことを見せなければ!」などIOCへの批判的な声が続出している。

韓国政府の対応についても「韓国政府は今、その無能さを世界にさらしている。領土を奪われてもボイコット1つ宣言できないのだから」と不満げな声が寄せられ、「東京五輪には統一旗を持って行こう」「韓国代表のユニフォームに『独島は韓国のものです』と大きく書けばいい」などと提案する声も見られる。

当時の朴の行動に対しては「真の愛国者」「独島を侵奪しようとする愚かな日本に応戦した朴選手は偉大な英雄だ」「朴選手があの紙を掲げたとき、全身に電流が流れたような衝撃が走ったのを今でも覚えている」など称賛の声が上がっている。(翻訳・編集/堂本)

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