ドラマのストーリーがあまりにも現実離れ、中国で「劇怒症」がホットワードに

中国で放送されるテレビドラマが現実と著しくかけ離れているとして、ネットユーザーから怒りの声が噴出している。中国メディアの観察者網が9日付で報じた。

記事によると、近頃「劇怒症」という言葉がSNS上でホットワードとなり、多くの共感を呼んだ。ユーザーの意見をまとめたところ、「劇怒症」は「ドラマを見た際に、ストーリーがあまりに現実離れしていたり、ストーリーや登場人物が腹立たしいものだったりすることで、視聴者が大いに怒りを覚えてしまうこと」を指すという。

「劇怒症」の具体例は、「定職に就けず、パン屋などを掛け持ちして体の不自由な祖父母を養いつつ勉学にも励む女性主人公が、きれいで大きな家に住み、おかずが何品も並ぶ食事を取っていて『フリーター』らしさが全く感じられない」「建築を学んで北京に実習にやって来た女性主人公が、大きなロフト付きの部屋を借りて住んでいて、北京の賃貸住宅事情が全く考慮されていない」「平凡で専門技術もなく、会議で上司から嘲笑されていた女性が、2年後にいきなり著名化粧ブランドの中国エリア副社長に昇進する」などだという。

記事は、ネットユーザーから「今のテレビドラマの多くは、視聴者のリアルな生活のはるか上をふらふらと漂っている。それゆえ視聴者からの共感が得られない上、視聴者がドラマの中の生活や世界感を理解することもできない」との指摘が出ており、「脚本家の先生たちは、もっとわれわれ凡人の生活を観察してほしい」「もう浮ついたドラマは作らないで。視聴者は疲れちゃったよ」といった意見が続々と寄せられていると伝えている。(翻訳・編集/川尻)

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