韓国で相次ぐ自営業者の自殺、新型コロナ長期化で苦境に=韓国ネット「これは他殺」「大企業のための防疫」

韓国で相次ぐ自営業者の自殺、新型コロナ長期化で苦境に=韓国ネット「これは他殺」「大企業のための防疫」

14日、韓国日報は「新型コロナウイルス大流行の長期化で自営業者が崖っぷちに追い込まれており、店主の自殺が相次いでいる」と伝えた。資料写真。

2021年9月14日、韓国日報は「新型コロナウイルス大流行の長期化で自営業者が崖っぷちに追い込まれており、店主の自殺が相次いでいる」と伝えた。

記事によると、ソウル近郊・京畿道の平沢市でカラオケボックスを経営していた37歳の店主が7月2日、自身の店の近くに止められた自家用車の中で死亡しているのが見つかった。遺書はなかった。店主は6月に知人らに電話で「少し休みたい」と漏らしたあと、行方不明になっていたという。カラオケボックスは昨年から、政府の指針により営業中断と再開を繰り返していた。昨年5月の段階では、1カ月ほどで営業制限が解除されると思われていたが、事態が長期化し思うように店を開けられなかったという。店の売り上げがあってもなくても毎月、店舗の賃料がかかり、従業員の給料、各種料金の支払いもあるため、店主は昼夜を問わず複数の副業をこなしていた。周辺の店の店主らは「コロナの防疫措置は自営業者にとって過酷すぎた」「誰よりも一生懸命、誠実に暮らしていた人がこんなことになるなんて、とても恨めしく悲しい」と話しているという。

この店主と共同で店を経営していた45歳の男性によると、国務総理室、市庁、地元の国会議員事務所を訪ね、営業制限緩和を訴えてきたが、答えはいずれも「法的にどうすることもできない」というものだったという。この男性も今、アルバイトを掛け持ちし資金を工面しているが、最近、国民年金公団から「滞納している保険料を納入しないと店舗を差し押さえる」という督促状が届いたという。

ソウル市麻浦区、全羅南道麗水市でも、飲食店を営む自営業者の自殺があった。麻浦で20年以上飲食店を経営し、一時は4店舗まで拡大していた50代の店主は今月7日、自宅で死亡しているのが見つかった。コロナの流行、周辺の大型公共機関の移転など悪材料が重なり、店舗賃料や従業員の給与などが工面できなくなったという。その前日、麗水の飲食店の店主は「経済的に苦しい。両親に申し訳ない」と遺書を残し自ら命を絶った。市庁に近く、おいしいと評判の店だったという。

業界では「報道されていないだけで、死を選んだ自営業者は少なくないだろう」「繰り返されるコロナの大流行と営業制限の長期化で、自営業者は限界に追い込まれている」との声が上がっている。今年の初め、大邱市東区でも経営難による自営業者の自殺があったという証言もある。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「形は自殺だけど、これは他殺だよ。自分がこの店主の立場なら、やっぱり死にたくなるだろうな」「大企業のための防疫。まるで自営業者だけを苦しめて全滅させようとしているみたいだ。大型スーパー、公共交通機関、みんなシャットダウンすべきだ」「自営業が大変なのは分かる。死んだ人たちは気の毒だけど、かといってあちこち遊び歩いたり会食するわけにいかないしな」「店舗を貸している人たちも、どうにかしてあげたくてもできない。税金が急騰したせいで、借金して納税しているような状況だから」「この状況で年金滞納で差し押さえ?。ふざけるなよ」「国民の声に耳を傾けてほしい」「大統領は自営業者を国民と思っていないのか」「国民は苦しみながら1日1日を生き延びているのに、国会議員たちは毎日、国民のために何をしているのか」「国民が死んでいくのを見ているだけの政府。まるでサイコパスだ」など、さまざまな声が寄せられている。(翻訳・編集/麻江)

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