日本の予備校が南京事件の記述削除、講師60人の抗議で撤回の方向へ―中国メディア

日本の予備校が南京事件の記述削除、講師60人の抗議で撤回の方向へ―中国メディア

14日、観察者網は、日本の予備校で南京事件と竹島に関するテキストの記述を削除したことに講師側が反発し、協議の結果削除を見直す事態になったと報じた。写真は南京大虐殺記念館。

2021年10月14日、観察者網は、日本の予備校で南京事件と竹島に関するテキストの記述を削除したことに講師側が反発し、協議の結果削除を見直す事態になったと報じた。

記事は、日本の大手予備校・駿台予備学校が今年8月、竹島に関するテキストの記述をめぐりネット上で批判を浴び、国会議員からも問い合わせを受けたと紹介。「各方面からの指摘を総合的に判断」した結果として、日本の近代史テキスト内にあった「中国民衆・投降兵・捕虜の虐殺は十数万人以上」という南京事件についての記述、「日露戦争中に日本は独島(竹島)を領土に編入して既成事実化して竹島と命名した」という竹島に関する記述の削除を決定、一部校舎にて削除部分を掲示したと伝えた。

一方で、この措置に対して日本史、物理、英語、国語などの講師約60人が9月27日に連名で「駿台は不文律として教科内容を各教科の講師に委ねてきた」「教育活動の自主性は研究・教育の自由の一環として保障されなければならない」として、テキストや試験問題を執筆者や講師の同意なく改変しないこと、今回の内容削除を撤回して今後の措置を執筆者と協議することを求める請願書を学校側に提出したと紹介した。

そして、学校側が今月に入って講師側と協議を行って円満な合意に達し、今後合意内容を誠実に実行すると関係講師に報告したと紹介。メディアに対し、削除内容について再検討を行うことを明らかにしたとしている。

中国のネットユーザーはこの件について、「日本の良心的な左派の生き残りが学校にいた」「日本の教育界、文学界には左派がたくさんいるが、彼らが置かれている状況は大変だ。われわれは彼らをもっと支持しなければならない」「歴史に学ばない国に進歩はない」「国会議員から南京大虐殺の記述に関する問い合わせがあったという点から、日本が反中色の強い国だということがわかる」「上海や蘇州の日本人学校は、まさか軍国主義を美化するような教育をしていないよな?当局は調べるべき」といった感想を残している。(翻訳・編集/川尻)

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