中国とラオスを結ぶ鉄道プロジェクト、16年末にも全面的に着工へ

中国とラオスを結ぶ鉄道プロジェクト、16年末にも全面的に着工へ

高速鉄道の輸出を推進する中国だが、中国メディアの観察者はこのほど、中国とラオスを結ぶ鉄道プロジェクトにおいて、2016年末にも全面的に着工する見込みだと伝え、「ジャワ島の高速鉄道プロジェクトに続き、中国の規格が採用される鉄道がまもなく誕生する」と報じた。(イメージ写真提供:123RF)

 高速鉄道の輸出を推進する中国だが、中国メディアの観察者はこのほど、中国とラオスを結ぶ鉄道プロジェクトにおいて、2016年末にも全面的に着工する見込みだと伝え、「ジャワ島の高速鉄道プロジェクトに続き、中国の規格が採用される鉄道がまもなく誕生する」と報じた。

 記事は、中国とラオスの鉄道プロジェクトの工事業者を決める入札結果が2日に公表され、全長417キロメートルの鉄道建設はすべて中国企業が落札したと紹介し、中国・ラオス鉄道プロジェクトは「ジャワ島の高速鉄道に続き、規格・技術・設備すべてにおいて中国のものが採用される鉄道になる」と伝えた。

 続けて、中国・ラオス鉄道の設計時速は160キロメートルにとどまり、正確には高速鉄道と呼べないことを指摘する一方で、「それでも中国高速鉄道の輸出戦略において重要な存在となる」と主張。それはラオスの地理的な位置が中国と東南アジアのちょうど中間に位置し、中国が計画している中国とタイ、さらには東南アジアを結ぶ「汎アジア鉄道」構想の実現において重要な位置関係にあるためだと主張した。

 中国の「汎アジア鉄道」構想において、もう1つ重要となるのはタイの動向だ。タイは一部区間の高速鉄道で中国の規格を採用する方針だが、中国との交渉がまとまらず、中国の借款は受け入れないと発表している。また、タイはラオス国境へとつながる区間の建設については延期することを発表しており、中国の思惑通りに進んでいるわけではないのが現状だ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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