学歴より技能・・・日本での専門学校留学を志す中国人学生が増えている=中国メディア

学歴より技能・・・日本での専門学校留学を志す中国人学生が増えている=中国メディア

日本に留学にやって来る中国人学生は、その多くがまず日本国内の日本語学校に通い、それから日本の大学に入るというパターンである。しかし今後は、大学ではなくて各種専門学校でより実務的な内容を学ぶ中国人留学生がますます多くなるかもしれない。(イメージ写真提供:123RF)

 日本に留学にやって来る中国人学生は、その多くがまず日本国内の日本語学校に通い、それから日本の大学に入るというパターンである。しかし今後は、大学ではなくて各種専門学校でより実務的な内容を学ぶ中国人留学生がますます多くなるかもしれない。

 中国メディア・環球網は12日、日本の専門学校が中国人学生から人気を集めつつあるとする記事を掲載した。記事は、日本では今大学を卒業しても良い仕事に就けるとは限らず、専門学校で実用的な技能を学ぼうとする人が増えていると紹介。「就職の神器」とされる専門学校が、徐々に中国人留学生にも注目され始めているとした。

 そのうえで、日本の専門学校では時代のニーズに合った職業教育が実施されており、近年ではペットやネイルに関する学校が多く新設されていると説明。また、看護、リハビリ、福祉といった分野の学校に人気が集まっているほか、自動車や土木、農業、無線通信といった分野の学校もあり、日本の製造業を支える一翼をになっているとも紹介している。

 記事はまた、日本の専門学校の学歴は中国の教育当局からは認められないが、日本にいればそのまま日本企業に就職することができるとした。さらに、2011年以降は専門学校卒業で得られる専門士の資格を持っていれば、一度帰国しても再入国時に在留資格を得て就業することができるようになるなど、中国人学生が日本の専門学校に留学するメリットが高まっていると解説した。さらに、少子化による学生減少に悩む専門学校側も留学生の呼び込みに積極的になっていることについても触れている。

 日本でもまだその傾向があるが、中国ではなおさら「大学卒が良いキャリアを積む前提条件」という考え方が根強い。それゆえ、毎年6月の大学入学試験に向けて小さい頃から激しい競争が繰り広げられるのだ。記事は、日本の専門学校は中国人に「自分が本当に学ぶたいことを学び、そこで成果を得ることこそ最も重要だ」ということを啓示していると表現している。

 日本の専門学校に留学する中国人学生が増えることによって、中国国内でも「大学至上の学歴社会」に大きな風穴が開くかもしれない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

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