日本に偽造品がないのは「日本人が誠実さを重視しているから」=中国

日本に偽造品がないのは「日本人が誠実さを重視しているから」=中国

中国にはあって日本にはない生活習慣の1つに「紙幣の真贋を確認する」という行為がある。中国では店員が客から50元(約762円)あるいは100元(約1524円)紙幣を受け取ったとき、紙幣が本物かどうかを「見た目」や「触感」で判断するか、あるいは紙幣鑑別機を使ってチェックする。(イメージ写真提供:123RF)

 中国にはあって日本にはない生活習慣の1つに「紙幣の真贋を確認する」という行為がある。中国では店員が客から50元(約762円)あるいは100元(約1524円)紙幣を受け取ったとき、紙幣が本物かどうかを「見た目」や「触感」で判断するか、あるいは紙幣鑑別機を使ってチェックする。

 紙幣の真贋に関するチェックが一部の店舗ではなく、ほとんどすべての店舗で行われているという点から、中国でいかに偽札が多いかが分かるだろう。一方、中国における偽物の流通は紙幣に限ったものではなく、ブランド品から家電、スマートフォン、日用品にいたるまであらゆるもので偽物が存在する。

 一方、日本ではネット通販を除いて偽物が販売されておらず、店頭での買い物で偽物を掴まされることはほとんどない。中国メディアの今日頭条はこのほど、中国とは対照的に日本で偽物が販売されていない理由について論じている。

 記事は、日本に偽札がなく、偽物も販売されていない理由として「日本は誠実さを極限まで追求する国家」だからだと説明。この誠実さについて「日本社会の誠実さを支えるシステムには政府による処罰と司法による処罰が含まれる」と説明、また「メディア」による報道も日本社会の誠実さを構成する要素の1つであると指摘した。

 さらに政府、司法、メディア以外に日本社会全体からの制裁という要素が日本社会の誠実さを形成しているという見方を示し、「日本では誠実さに傷がついたら、社会的に再起不能になる」と説明。しかし中国国内の場合は偽造がメディアによって明るみになり、かつ政府の処罰を受けたとしても、偽造者は数日後には名前を変えてまた偽造ビジネスを始めると説明した。

 偽造という点から見て、中国社会では日本社会で維持されている道徳概念が明らかに欠如していることが分かる。また欠如している道徳概念を社会が新たに培うのは非常に難しく、中国社会から偽造や偽札を淘汰するという課題については、少なくとも短期間では改善不可能だ。中国人旅行客による日本製品の爆買いには日本製品の「誠実さ」が関係しているという見方があるなか、日本人の誠実さは日本社会の真の財産の1つであるのは間違いない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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