大枚をはたいて日本のランドセルを買い込んだ中国人、何を学んだのか? =中国メディア 

大枚をはたいて日本のランドセルを買い込んだ中国人、何を学んだのか? =中国メディア 

中国人観光客による日本での「爆買い」ブームのさなか、日本の小学生が使うランドセル購入ブームが中国国内で起こった。よくできているといった評判に尾ひれ羽ひれがいて「神アイテム化」して買いまくったものの、実際にはそんな機能がない、中国の子に合わないとして一気に収束したのだが、中国の消費者の行動になおも幼稚な部分のあることが垣間見える空騒ぎだった。(イメージ写真提供:123RF)

 中国人観光客による日本での「爆買い」ブームのさなか、日本の小学生が使うランドセル購入ブームが中国国内で起こった。よくできているといった評判に尾ひれ羽ひれがいて「神アイテム化」して買いまくったものの、実際にはそんな機能がない、中国の子に合わないとして一気に収束したのだが、中国の消費者の行動になおも幼稚な部分のあることが垣間見える空騒ぎだった。

 中国メディア・中国質量報は20日、日本のランドセル購入ブームから中国人が得るべき教訓について論じた記事を掲載した。記事は、ランドセルが「爆買いリスト」に入った経緯について紹介。その中で「GPSが入っていて子どもの位置が分かる」、「地震では頭を守り、水難では浮き輪になる」などといった情報が出回り、数万円という高価格ゆえにその「神」ぶりがクローズアップされたことを伝えた。

 しかし、実際中国人が使おうとすると場所をとる、テキストが入らない、重いといった不満が噴出、さらに「神」たらしめた情報が事実と異なることがメディアによって明らかにされた。

 記事は、ランドセルを「神」というのは言い過ぎであるとする一方で、日本人の小学生の身の丈に合わせて作った、人に優しい高品質の製品であることには変わりなく、「質を重視し、人に優しくすることで製品の価値を増すという手法は学ぶに値するものである」と評論。中国では「使えない」ランドセルを購入した代金は高くついたが、その「学費」と思えば十分に価値があるとの認識を示している。

 そして、日本のランドセルが中国に合わないとなれば、中国の子どもに合った製品を開発するチャンスであり、中国企業は消費者のニーズをしっかり調査し、質が高く安全安心な製品を生産、流通させるサプライチェーンの構築を目指すべきであると論じた。また、消費者も外国の物を盲目的に崇拝する心理を捨てなければならないとした。

 人間というものは、幼稚な行動や失敗を繰り返すことにより、それを教訓として次第に知恵や経験を蓄積し、成長、成熟していくものである。近ごろ中国の水質や電圧に合わない温水便座、中国の子どもの生活に合わないランドセルを「爆買い」したことによる後悔は、中国の消費者にとっては大きな教訓となったはずだ。あとは、中国国内メーカーがこの現象を見て何を思うかである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

【関連記事】 「恨めしいほど丈夫」な日本製品、中国企業にも作れる日は来るか?  中国企業は小さな問題を隠したがる・・・日本を見習わねば、成長はない 日本のオートマ機構を分解した中国の修理工が悲鳴・・・複雑すぎて訳が分からない!