どうして日本と中国は上手くいかないのか・・・戦前の日本の政治家はかく語りき=中国メディア

どうして日本と中国は上手くいかないのか・・・戦前の日本の政治家はかく語りき=中国メディア

日本と中国は海を挟んで並ぶ隣国どうしとして、太古の昔より長きわたり関係を持ってきた。その関係性は時代の流れとともに多様に変化し、対立が前面に出た時期もあった。しかし総じて言えば、友好的あるいは平和的な関係が主体だったのではないだろうか。(イメージ写真提供:123RF)

 日本と中国は海を挟んで並ぶ隣国どうしとして、太古の昔より長きわたり関係を持ってきた。その関係性は時代の流れとともに多様に変化し、対立が前面に出た時期もあった。しかし総じて言えば、友好的あるいは平和的な関係が主体だったのではないだろうか。

 中国メディア・今日頭条は15日「中国と日本はどうして友好的な付き合いができないのか 日本人はかつてこのように解釈していた」とする記事を掲載した。記事は、戦前の日本人外交官で外相も務めた松岡洋右の言動を取り上げ、日中戦争発生の背景、当時の日本の右翼勢力による影響について説明。そのなかで、松岡が発したとされる日中関係に関する言葉について触れている。

 記事は、1932年に松岡が昭和天皇に対して日中外交史の進講を行った際、昭和天皇が海洋生物研究を好んでいたことから生物学的比喩に基づき日中関係について論じたと紹介。同じ種類の生物は資源が不足する状況において生存競争を繰り広げ、最終的には強いもののみがその資源にありつけると説明した松岡が「日本と中国は人種が非常に近いゆえ、民族間の親善関係を保つことは非常に困難である」と語ったことを伝えた。

 記事はこのほか、1933年2月に国際連盟が日本の対中侵略に関する決議を実施した際、松岡が「30−50年後、世界は日本が正しかったと認識するだろう。日本はキリストの如く十字架に掛けられようとしているが、キリスト同様やがて世の人に理解されであろうと堅く信じている」といった内容の演説を行ったこと、45年の終戦から46年に病死するまで「三国同盟は絶対に侵略目的ではなかった」と主張し続けたことなどを併せて紹介している。

 戦前の一政治家の言動をもって「これが日本人の考え方だ」と判断されてしまうのは危険であり、困惑を禁じ得ない。一方で、かつてそのような認識が実際にまかり通り、泥沼の戦争へと進んでいったことは、同じことを繰り返さないという意味で知っておくべきだろう。仮に生物学的に「親善関係を保つことが難しい」としても、高い知能を授けられた生物としてそれを克服する努力を怠ってはいけないのではなかろうか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

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