中国産のお米、質自体は日本に負けてない! でも、越えられない壁 =中国メディア

中国産のお米、質自体は日本に負けてない! でも、越えられない壁 =中国メディア

秋に入った今はまさに新米の季節。商店には「新米」のラベルが張られたお米が並んでいる。炊き立てつやつやの新米を口に含むたびに「ああ、日本人で良かった」と思う人も多いのではないだろうか。(イメージ写真提供:123RF)

 秋に入った今はまさに新米の季節。商店には「新米」のラベルが張られたお米が並んでいる。炊き立てつやつやの新米を口に含むたびに「ああ、日本人で良かった」と思う人も多いのではないだろうか。

 昨今の「日本米ブーム」のインパクトもあって、これまで「質より量」だった中国のコメ作りに対する意識も少しずつ変化しているようである。中国メディア・黒龍江新聞網は21日、「わが省のコメの質は日本のコメに負けていない」とする記事を掲載した。

 記事は、黒龍江省の安全食品取引センターが1カ月かけて実施したコメの味・品質関連調査によって「日本のコメに質で劣らない」との結論を出したと紹介。栽培技術や生産量では日本を大きく上回っており、単位面積当たりの生産量が日本の1.5−2倍に及ぶとした。そして、「もし生産量や耐病などの指標を追い求めないのであれば、わが省のコメの食用品質は完全に日本に比肩しうるものだ」とし、3月に日中共同で行われたコメの品評会の上位10品種に日本側から4品種、中国側から6品種が選ばれたと伝えている。

 しかし、その一方で、「コメの飲食文化、田んぼから食卓への管理レベルにおいて日本とは差が存在するため、消費者が食べる際の質に差が出来てしまっている」と指摘。日本とは異なり、異なる品種を混合して栽培するのが一般的になっていること、冷蔵保管して必要な分だけを出荷、精米するシステムが出来ていないことなどを挙げ、こういった状況を改善していく必要性について論じた。

 単に「日本に負けていない」という話に始終することなく、品種自体よりも、その後の管理の不十分さにより食味を落としているという問題点を指摘している点は、評価できるものだ。日本米のおいしさを知った消費者は、自国産米に対しても「もっとおいしくしてほしい」という願望を抱くようになる。そこで単に「日本と品種の質は変わらない」と言い張ることに始終せず、至らぬ点を真剣に分析して改善していく姿勢が大切なのだ。それは、米作だけではなく、あらゆる産業において同じことが言えるだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

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