なぜだ! 日本に「お年寄り専用ツアー」がない理由=中国メディア

なぜだ! 日本に「お年寄り専用ツアー」がない理由=中国メディア

暑さが収まった秋の行楽シーズンは、体力が衰えているお年寄りが旅行するにもいい季節である。紅葉見学や秋のグルメといった様々な国内ツアーが存在するが、「お年寄り専用ツアー」というのはあまり見かけない。一方、中国では高齢者専門のツアーが珍しくないようだ。(イメージ写真提供:123RF)

 暑さが収まった秋の行楽シーズンは、体力が衰えているお年寄りが旅行するにもいい季節である。紅葉見学や秋のグルメといった様々な国内ツアーが存在するが、「お年寄り専用ツアー」というのはあまり見かけない。一方、中国では高齢者専門のツアーが珍しくないようだ。

 中国メディア・新華毎日電訊は28日「高齢化社会に入った日本で、どうしてお年寄り専用ツアーがないのか」とする記事を掲載した。記事は、1日に中国の国家旅遊局が「旅行社の高齢者旅行サービス規範」を施行し、そのなかで高齢観光客の合法的権利と利益を守ること、サービスの質を高めることが要求されていると紹介。
 
 そのうえで、高齢化が進む日本での高齢者旅行サービス事情について同メディアが日本の観光業界関係者に尋ねたところ「日本では高齢者ツアー専門の法規はなく、旅行会社も高齢者専用のツアーを組んだりしない」との答えが返ってきたとした。「日本の高齢者は、自分を年寄り扱いされることを好まない傾向にある」というのがその理由のようであると説明した。

 また、日本に高齢者向けの旅行に関する規則がないことは「決して高齢者の安全を重視していない、ということではない」とし、「高齢者だけでなく、観光客1人1人の安全を重視しているということなのだ」と解説。「旅行業法」において、観光バスの疲労運転を防止するための休憩が義務付けられていることや、ツアー参加者には旅行傷害保険への加入が勧められることなどの配慮について紹介している。

 「日本の高齢者は年寄り扱いされるのを好まない傾向がある」というのは、交通機関で席を譲る譲らないを巡って生じるちょっとしたトラブルを引き起こす要因でもある。平均寿命が延び、医療の発達や生活水準の向上で、元気に動ける高齢者が増えたことによるものと考えられる。それは喜ばしいことではあるが、席を譲る行為は善意から来るもの。善意に対する感謝の気持ちは、忘れてはいけない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

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