なぜ日本人は高齢になっても働き続けるの? 「貴重な労働力だから」=中国メディア

なぜ日本人は高齢になっても働き続けるの? 「貴重な労働力だから」=中国メディア

日本の少子高齢化問題は日本国内だけでなく中国からも注目されている社会現象となっているが、中国メディアの東方頭条は9日、なぜ日本人は高齢になっても働き続けるのかというテーマについて論じる記事を掲載、その理由について説明している。(イメージ写真提供:123RF)

 日本の少子高齢化問題は日本国内だけでなく中国からも注目されている社会現象となっているが、中国メディアの東方頭条は9日、なぜ日本人は高齢になっても働き続けるのかというテーマについて論じる記事を掲載、その理由について説明している。

 記事は、日本人が高齢となっても働き続ける理由の1つとして、日本社会の少子高齢化が深刻なレベルに達しているために若い労働力が不足しており、それゆえ「日本では高齢者も非常に貴重な労働力と認識されている」と説明。日本の高齢者は労働資源として「飛ぶ鳥を落とす勢いがある」とも指摘した。

 続けて、2つ目の理由として日本の年金支給額の少なさや、日本の退職年齢が60歳であるのに対して年金を受け取ることができるのは原則として65歳からであるために、多くの人が再就職して65歳になるまで働き続けるという事情があると指摘した。

 中国の場合は男性は60歳、女性は50歳から年金が支給されるのが原則だ。退職して10年ほど経過した元公務員男性の年金支給額は月5000元(約7万7000円)、その妻が3000元(約4万6000円)ほどとされ、これは中国であれば生活に困る額ではない。

 しかし、中国では現在、年金制度の財源不足が問題となっており、支給開始年齢を引き上げる案も出ているようだ。また中国人のすべてが年金制度の恩恵を受けることができるわけではなく、中国企業の年金加入率は6割を切っているため、例えば都市部の労働者の半分は無年金で老後を迎えるしかないという分析もある。中国では子どもたちが老後の親の世話を買って出ることにより、こうした年金制度の欠陥を補っているのが現実であり、高齢化を迎えつつある中国でも将来的には日本と同様に、働き続ける高齢者の姿が見られるようになるかも知れない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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