日本人が無茶な残業をするのは「会社をクビになるのが怖いから」=中国メディア

日本人が無茶な残業をするのは「会社をクビになるのが怖いから」=中国メディア

先日、電通の1年目女性社員の自殺が過重労働による労災と認定された件が日本社会で大きな議論を呼び、社員の働き方、会社の「働かせ方」が改めて問われることとなった。中国メディア・今日頭条は16日「日本のワーカーの職場に対する理念を見てみよう」と題し、日本人独特の「労働観」について解説する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

 先日、電通の1年目女性社員の自殺が過重労働による労災と認定された件が日本社会で大きな議論を呼び、社員の働き方、会社の「働かせ方」が改めて問われることとなった。中国メディア・今日頭条は16日「日本のワーカーの職場に対する理念を見てみよう」と題し、日本人独特の「労働観」について解説する記事を掲載した。

 記事は、「日本人は会社からタスクを与えられたとき、常に残業をする。しかも、多くの場合会社の要求によるものではなく、『強迫的な残業』 なのである」と紹介。それは、残業代を目当てにしたものではなく、「タスクが実現できない、あるいはうまくいかないことで、会社から解雇されたり上司から厳しく叱責されることを恐れているからなのだ」と説明した。

 また、たとえタスクがうまくいかなかったとしても、長時間懸命にタスクをこなし、とても忙しい様子を見せることで、会社が「真剣に仕事に取り組んでいるな」と認識してくれる、という考えがあるため、無償の滅私奉公のような残業さえもこなすのであると解説している。

 記事はさらに、常に「会社をクビになるかもしれない」という強迫観念を持つことが多い日本のワーカーは会社に対して高い忠誠心を持っており、給料が多少低くてもよその会社に飛び移ったりしたがらないのであるとした。

 年功序列制の中で安定を得ることが一般的だった日本の会社社会において、最も怖いのは会社をクビになること。お払い箱になる恐怖、労働時間の長さが真剣さに直結するという考え方、無茶や自己犠牲を美徳とする価値観、会社による社員の束縛、社員による会社への依存、パワーハラスメントともいえる同調圧力など。日本人の残業の長さには、外国人にはすぐに理解することが難しいさまざまな要素が複雑に絡み合っているのである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

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