中国人観光客の「爆買い」はウソ? 中国人はそんなに海外での買い物にお金を使っていなかった!=中国メディア

中国人観光客の「爆買い」はウソ? 中国人はそんなに海外での買い物にお金を使っていなかった!=中国メディア

日本での「爆買い」ブームは落ち着いたものの、国外旅行をする中国人観光客はたくさんお金を使う、というイメージはいまだに健在だ。しかし、実際には観光目的で訪れた中国人はそれほど買い物していないかもしれない。中国メディア・今日頭条は10日が報じた。(イメージ写真提供:(C)ronniechua/123RF)

 日本での「爆買い」ブームは落ち着いたものの、国外旅行をする中国人観光客はたくさんお金を使う、というイメージはいまだに健在だ。しかし、実際には観光目的で訪れた中国人はそれほど買い物していないかもしれない。中国メディア・今日頭条は10日が報じた。

 記事は、中国旅遊研究院国際旅遊研究所の蒋依依所長が実施した分析の結果を紹介。世界観光機関(UNWTO)が発表した報告で、昨年の中国大陸観光客による海外での消費額が2610億米ドル(約30兆円)と前年より12%増加したことが明らかにされたが「このデータは滞在期間が1年を超えない中国人の消費額であり、短期労働や留学、医療といった活動に付帯する消費も含まれているのだ」と説明した。

 そのうえで、中国の国家旅遊局が海外滞在期間が3カ月以内だった中国人の消費額を計算したところ、1098億ドル(約12兆5000億円)との数値が出たとした。さらに、同研究員のサンプル調査で40.33%の海外旅行客が「交通費や宿代を含んだツアー参加費用が消費額として最も高い」と回答したことを紹介。海外旅行をする中国人が最もお金を使っているのはショッピングではないと伝えている。

 また、中国人全体の消費規模は世界一であるものの、1人1回当たりの消費額では中国人観光客は940ドル(約10万7400円)で米国の2020(約23万1000円)ドル、日本の1429ドル(約16万3000円)、韓国の1427ドルに及ばないと紹介した。

 記事は「中国人観光客が海外でのショッピングに1000億ドルを使ったというのはフェイクニュース。ニュースで見る『中国人観光客』という言葉もフェイクである可能性が高い。海外を訪れる観光客の消費がすべてショッピングによるものと理解してはいけない」と結論付けた。

 記事の内容は中国人観光客の高い消費能力を全否定するものではない。1人当たりの金額が実際多くなかったとしても、圧倒的な人数を誇る中国人観光客全体の消費能力は看過できるはずもない。しかしその一方で、さまざまな場所から発表される統計の数値を素直に受け取り過ぎると、実際の状況を見誤る可能性があることを示していると言える。与えられたデータに対しては、多少なりとも吟味が必要だ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)ronniechua/123RF)

【関連記事】 爆買いをやめた中国人観光客が日本を再訪「今考えるととんでもない無駄遣いだった」=中国メディア 日本の街を走る自動車を見た中国人は、みんな恥ずかしい思いをすることになる=中国メディア 日本の民家がとてもきれいな理由が分かった! 住民が中国にはない権利を持っているからだ! =中国メディア