なぜこのタイミングで・・・中国卓球女子の監督への提訴に疑問=中国報道

なぜこのタイミングで・・・中国卓球女子の監督への提訴に疑問=中国報道

ドイツ・デュッセルドルフで29日、世界卓球選手権の個人戦が開幕したが、その矢先に中国チームに激震が走った。女子代表チームの孔令輝監督がカジノ賭博で提訴されたことを受け、中国卓球協会が孔令輝監督を停職処分としたためだ。(イメージ写真提供:123RF)

 ドイツ・デュッセルドルフで29日、世界卓球選手権の個人戦が開幕したが、その矢先に中国チームに激震が走った。女子代表チームの孔令輝監督がカジノ賭博で提訴されたことを受け、中国卓球協会が孔令輝監督を停職処分としたためだ。

 中国や香港での報道によれば、シンガポールでカジノを運営する企業が孔令輝監督に対して借金を返済するよう求め、香港の裁判所に提訴した。これについて、中国メディアの北京時間は31日、孔令輝監督がカジノで賭けをしたとされるのは2年も前のことなのに、なぜ世界卓球選手権が開幕した今になって提訴したのかと疑問を投げかけた。

 記事は、シンガポールの企業が孔令輝監督を提訴したことについて、中国卓球協会は停職処分を下し、即座に帰国するよう命じたと紹介。また、中国国家体育総局も声明を発表し、「社会に悪影響を与えたことを深く謝罪する」としたうえで、規律に則って孔令輝監督を「厳格に処分する」と発表したことを伝えた。

 一連の報道に対し、孔令輝監督は簡易投稿サイト・微博(ウェイボー)で、2015年2月に春節(旧正月)の休暇を利用して家族や友人とシンガポールを訪れたが、「自分は賭けに参加しておらず、友人のそばで見ていただけ」と主張し、「親戚や友人と連絡を取り、借金をすぐに返済するよう求めた」と主張したことを紹介した。

 記事は、「中国人がシンガポールの企業から借金返済で香港に提訴されるとなると、どの国や地域の法律が適用されるのか良く分からない」と伝えつつ、世界選手権という重要な時期にシンガポールの企業が提訴に踏み切ったことに疑問を呈した。

 4月に行われたアジア選手権で、平野美宇選手が中国の優勝候補を次々に撃破して、史上最年少で優勝したのは記憶に新しく、中国側は開催中の世界卓球選手権で平野選手への雪辱を誓っていたが、思わぬ形で出鼻をくじかれてしまった。逆に言えば、平野選手にとっては世界選手権制覇に向けて追い風になる可能性が高い。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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