農業でも食っていける日本が羨ましい! 「わが国の農民工とは違う」=中国報道

農業でも食っていける日本が羨ましい! 「わが国の農民工とは違う」=中国報道

中国メディアの今日頭条は2日、「日本では農業でどれだけ稼げるのか」と疑問を投げかけつつ、ある中国人が大分県の農家を訪問した際に得た知見を紹介する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

 中国メディアの今日頭条は2日、「日本では農業でどれだけ稼げるのか」と疑問を投げかけつつ、ある中国人が大分県の農家を訪問した際に得た知見を紹介する記事を掲載した。

 記事は、中国人が訪れた農家について、「繁忙期を除いて、3万平方メートルの水田を、農耕機械や小型無人飛行機などを活用しながらたった1人で管理している」と驚きを示しつつ、「3万平方メートルの水田は日本では決して大規模な方ではない」ことを紹介した。

 続けて、この農家は1年で約1.5トンの米を収穫し、収入は380万円(約24万元)で、雑費や繁忙期の人件費を差し引いた粗利益は190万円(約12万元)」にとどまると指摘。中国人の観点からすると「小さい額ではない」としながらも、日本においては、大学新卒者の年収にすら届かないのが現状であると紹介した。

 一方、日本の農家の多くは「兼業農家」であり、農業以外からも収入を得ていると紹介。「農業収入と合わせると年収は約500万円となり、大都市の比較的大きな企業に勤める中年男性の年収に匹敵する」と紹介した。しかし、記事は、「大都市での生活は何かとお金が掛かるが、農村では生活必需品以外の出費は非常に少ない」ことも紹介している。

 さらに記事は、「日本の農家は、農耕機械を購入する際など、様々な補助金を受けられる」制度があることや、定年後もらえる年金額も都市部とまったく変わりないことを紹介している。ゆえに、日本の農家は決して「収入が少ないわけではなく、一生懸命働けば普通の暮らしができるのだ」とした。

 経済成長が著しい中国だが、農村部に暮らす農民の生活はいまだ非常に苦しい。中国では都市部に生まれて都市部で暮らす人と、農村部に暮らす人の間には非常に大きな貧富の差が生まれているのが現状だ。農村で生まれ、農業だけでは食べていけない人びとは都市部に出稼ぎに出ることになるが、こうした人は「農民工」と呼ばれ、都市部の戸籍を持つ人から差別されることもあるようだ。日本の農家がすべて記事で紹介されているケースと同じではないが、少なくとも中国の農家よりは収入面で安定していると言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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