日本の給食制度は「中国にとって学ぶべき点が多い」=中国報道

日本の給食制度は「中国にとって学ぶべき点が多い」=中国報道

国によって小中学生の昼食スタイルは様々だ。中国の小中学校は一般的に、午前と午後の授業の間に2時間前後の昼休憩があり、一旦帰宅して家で昼食を食べるという生徒が多い。しかし中国でも一部農村地域の学校で「栄養餐」という給食のような制度が2011年から始まっている。中国メディアの捜狐はこのほど、「栄養餐」のスタートから7年目となった現在の状況を紹介し、日本の給食制度と比較する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

 国によって小中学生の昼食スタイルは様々だ。中国の小中学校は一般的に、午前と午後の授業の間に2時間前後の昼休憩があり、一旦帰宅して家で昼食を食べるという生徒が多い。しかし中国でも一部農村地域の学校で「栄養餐」という給食のような制度が2011年から始まっている。中国メディアの捜狐はこのほど、「栄養餐」のスタートから7年目となった現在の状況を紹介し、日本の給食制度と比較する記事を掲載した。

 中国の国家発展改革委員会が6月1日に発表した統計によると、栄養餐を提供している学校のうち、48%の学校で「国が推奨するカロリー、タンパク質、脂肪と2種類の栄養素が基準に達していなかった」という。記事は、日本は栄養バランスのとれた給食を提供することに成功しており、最近始まった中国の「栄養餐」制度において学ぶべき点は多いと伝えている。

 中国の「栄養餐」制度は始まったばかりであるゆえに、より完璧な制度となるまでには時間が必要であると指摘。日本で初めて給食が提供されたのは1889年(明治22年)のことであり、山形県の私立小学校において貧しい学生のために無料でおにぎりと焼き魚と漬物という質素な食事が提供されたのが始まりだとした。その後、政府の推奨もあり徐々に全国へと普及し、1954年に政府により正式に「学校給食法」が制定されたことで、現在は全国の小中学校で学校給食が提供されているとした。

 日本の給食制度において、子どもたちに栄養バランスの取れた食事を提供するうえでは様々な補助があり、経済的に苦しい家庭の子どもに対しては全面的な補助もあるとしたが、中国ではまだ始まったばかりの計画ゆえ費用の面で限界があるとしている。

 また食の安全を確保する取り組みとして、日本では国が定めた「学校給食衛生管理基準」のもとに給食センターが配備され、調理がなされており、最終的に生徒たちが口にする前に安全の確認がなされているとし、栄養バランスにおいては専門の資格を持った栄養士の指導のもとで管理されていることも紹介した。

 中国では家で食事を用意する家族がいない子どもがファーストフード店に行き、食事をしている光景を目にすることがある。毎日ファーストフードを昼食としていたのでは栄養バランスが崩れてしまうかもしれない。中国で始まった「栄養餐」の制度がこれからどのように発展していくか期待したいところである。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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