日本は一帯一路とAIIBに参加するのか? 中国でにわかに高まる期待

日本は一帯一路とAIIBに参加するのか? 中国でにわかに高まる期待

安倍晋三首相はこのほど、中国が推進する「一帯一路」について、条件付きではあるものの、協力する可能性について示唆する発言を行った。中国では、日本が一帯一路、ならびに、アジアインフラ投資銀行(AIIB)に参加する可能性が高まっているという見方が増えている。(イメージ写真提供:123RF)

 安倍晋三首相はこのほど、中国が推進する「一帯一路」について、条件付きではあるものの、協力する可能性について示唆する発言を行った。中国では、日本が一帯一路、ならびに、アジアインフラ投資銀行(AIIB)に参加する可能性が高まっているという見方が増えている。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、日本はこれまで中国をライバル視し、一帯一路とAIIBについて冷ややかな態度を示してきたと伝える一方、「ここにきて日本は態度を大きく変えつつある」と論じる記事を掲載した。

 記事は、安倍晋三首相が5日、中国が推進する一帯一路構想について、透明性や公正さといった条件が整えば、「日本として協力する可能性がある」と言及したことを紹介。一帯一路やAIIBに対する日本の参加はまだ確定しているわけではないとしながらも、日本の態度に大きな変化が生じているのは事実であるとし、世界経済の回復に向けて新興国の経済発展を支援するうえで、中国と協力することの重要性に気づいたのだろうと論じた。

 続けて、中国が主導する一帯一路とAIIBはいずれも「協力と相互発展」を出発点としているとする一方、日本はオバマ政権時代の米国に追随することでAIIBの創始メンバーに入るチャンスを失ったと指摘。現在の米国はトランプ政権のもと、温暖化対策の国際的枠組みである「パリ協定」を離脱するなど、世界を敵に回しつつあるうえ、米国も一帯一路とAIIBへの参加を否定していないため、「日本は焦っているのだ」と論じた。

 一方で記事は、2017年は日中国交正常化45周年であり、18年は日中平和友好条約の締結から40周年の節目の年に当たると指摘。安倍首相が一帯一路への参加に含みをもたせたことは、日中関係の改善に向けて大きな期待を抱かせるものだと主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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