日本は豊かな国なのに、なぜ日本の若者は「死にたい」と思ってしまうのか=中国

日本は豊かな国なのに、なぜ日本の若者は「死にたい」と思ってしまうのか=中国

厚生労働省がまとめた自殺対策白書によれば、2015年における日本の自殺者数は2万4025人だった。自殺者数、自殺死亡率ともに近年は減少傾向にあるものの、それでも多くの人が自ら命を絶ってしまうことは悲しいことだ。(イメージ写真提供:123RF)

 厚生労働省がまとめた自殺対策白書によれば、2015年における日本の自殺者数は2万4025人だった。自殺者数、自殺死亡率ともに近年は減少傾向にあるものの、それでも多くの人が自ら命を絶ってしまうことは悲しいことだ。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、「日本の若者はなぜ死にたいと思うほど、思い詰めてしまうのか」と疑問を投げかける記事を掲載した。中国では「日本は暮らしやすい豊かな国」として認識されることが多いが、それでも多くの日本人が自殺し、特に未来ある若者たちの自殺率が高いことから「日本が抱える問題」が見て取れると伝えている。

 自殺対策白書によると、全体としての自殺件数は減少傾向にあるが、日本の「15ー39歳の各年代の死因の第1位は自殺」であり、このような状況は先進7カ国のなかでは日本だけという状況だ。若い世代の死因の第1位が自殺というのは深刻な社会問題であると言える。

 記事は、日本でこうした社会現象が起きる要因として、1998年のアジア金融危機や2008年のリーマンショック以降、労働環境が悪化し、多くの若者が安定した職に就けないでいることを挙げた。他に若者たちが感じる孤立感は強く、特に男性は誰にも助けを求めることが出来ずに絶望し、自殺に追い込まれているとした。これには日本特有の「愚痴をこぼさない」文化が影響しており、怒りや落胆を自ら解消する方法を持てないため、一部の若者はネット上で匿名で自殺願望を公表するものも少なくないとした。

 続けて、中国からすると「日本は何事も『型にはまる』ことが求められる国」であるとの見方を示し、こうした環境で若者たちは感情を表すことができず、閉塞感のなかで生活の強いストレスが加わり、一部の若者にとって自殺が唯一の出口になってしまっているとした。

 これに対し、中国のネットユーザーからは「中国も変わらない。生活のストレスは重く、死ぬほど働らいてやっと自分1人が生きていける」などと共感する声もあり、中国人は日本人のように自分の感情を抑えることはしないが、生活の重圧は日本人も中国人も同じように重くのしかかっていることが見受けられた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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