中国人に本当の幸せとは何かを考えさせる、「中国のドバイ」の光景=中国メディア

中国人に本当の幸せとは何かを考えさせる、「中国のドバイ」の光景=中国メディア

幸せの形は人それぞれ、価値観によって異なる。少し前の中国人が目指していた幸せは「羽振りの良い豪華な生活」だったが、経済発展を遂げた現在では、別の形の幸せを求める人が増え始めているようだ。(イメージ写真提供:123RF)

 幸せの形は人それぞれ、価値観によって異なる。少し前の中国人が目指していた幸せは「羽振りの良い豪華な生活」だったが、経済発展を遂げた現在では、別の形の幸せを求める人が増え始めているようだ。
 
 中国メディア・今日頭条はこのほど「中国のドバイ」と称される中国一の金持ち村の様子を紹介する写真記事を掲載した。紹介されたのは、江蘇省無錫市にある「華西村」だ。記事は「中国で最もお金のある『農村』と言われて、華西村を想起しない人はほとんどいないだろう。1964年以降長年の艱難辛苦を経て、中国一の村に成長したのだ」としている。
 
 そして、現地の写真を紹介するとともに「村にある龍希国際ホテルの高さは、建設当時の北京の最高建築と同じ328メートル。ホテル内部には重さ1トンという黄金製の牛がある。ホテルは村の各世帯が1000万元を出し合って建設したのだとか」と説明した。
 
 また「華西村の旅で、最も美しい角度からこの村を見たいのならヘリコプターだ。個々には自家用ヘリコプターがあり、村の上空を一望することができるのだ」、「村なのに大都市の顔を持っている。村民が享受する教育、医療といった福利も夢のように手厚い。別荘群は非常に整然と並んでいる。しかし一方で、華西村は衰退がはじまっているという人もいる。今後この村がどう変わっていくかは、時間の経過が教えてくれることだろう」と伝えている。
 
 記事や華西村の写真を見た中国のネットユーザーは、一部で「幸せそうだ」、「羨ましい」という感想が見られるものの、否定的なものが目立つ。「どこがいいのか。1日3食時間どおりに食事ができるだけで幸せだ」、「どんなに良くても、わが家にはかなわない」、「彼らみたいにお金もないし、いい待遇も受けていないが、自分はとても幸せだ」といったコメントが寄せられた。
 
 ユーザーたちのネガティブなコメントが、華西村の豊かさに対する羨望や妬み交じりのものなのか、それとも心からのものなのかは分からない。しかし、このようなコメントからは、少なからぬ人が「お金で手に入れられるものだけが幸せではない」という気持ちを抱いていることがうかがえる。華西村が、「幸せとは何なのか」を再考するきっかけになっていることは間違いなさそうだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

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