13億もの胃袋を満たすためには「日本の農業に学ばなくては」=中国

13億もの胃袋を満たすためには「日本の農業に学ばなくては」=中国

歴史的背景や受けてきた教育により、日本に対して否定的な感情を抱いている中国人は少なくない。だが、日本の優れた技術や製品を認め、そこから学べるものは多いと感じる中国人がいることも事実だ。その1つに農業がある。13億もの人口を誇る中国人の胃袋を満たすためには、大量の作物を生産しなくてはならないためだ。(イメージ写真提供:123RF)

 歴史的背景や受けてきた教育により、日本に対して否定的な感情を抱いている中国人は少なくない。だが、日本の優れた技術や製品を認め、そこから学べるものは多いと感じる中国人がいることも事実だ。その1つに農業がある。13億もの人口を誇る中国人の胃袋を満たすためには、大量の作物を生産しなくてはならないためだ。
 
 中国メディアの今日頭条はこのほど、「認めたくはないが、日本から農業を学ぶ価値は大いにある」という記事を掲載し、日本の農業について紹介した。記事はまず、日本の農業について、「自給率が低く、カロリーベースでは約6割を海外からの輸入に頼っている」ことを紹介し、日本では都市化が進む過程で、農地や農業自体の縮小が生じてきたことも紹介した。
 
 農業が縮小し、食品自給率が低いという大きな問題に直面している日本の農業は、どのような対策をしているのだろうか。記事は、「1960年代半ばから1970年代初めにかけて農業を支える様々な政策が実施されてきた」とし、たとえば、「農地開拓」や「農業用の水路の整備」のほか、「農業の機械化」を通じて「農業を強化してきた」ことを紹介した。
 
 また記事は、「日本は土地が狭いため、より集中して効率よく作物を生産できるような工夫」をしてきたことや「少ない品種を専門に生産する農業を行うことにより、生産率の向上を図ってきた」ことなどを紹介した。
 
 まとめとして、「日本の農業は大きな潜在能力を持つようになった。その影には、伝統的な農業にこだわるのではなく、農業の質の向上を図り、科学化や機械化を図ってきたことがある」ことを紹介。日本の農業はカロリーベースでの自給率は低いものの、日本のコメや果物が海外で「高品質」な農作物として高値がつくように、世界的に見れば非常に大きな競争力を持つことを指摘した。
 
 土壌汚染や残留農薬など、食の安全性に多くの問題を抱えている中国の農業。日本も中国から多くの食べ物を輸入していることから、中国の食の安全問題は決して対岸の火事ではない。中国には日本の農業の良い点を取り入れ、消費者に安全・安心な食品を提供できるようになってもらいたいものだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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