陰りが見え始めた中国製造業、「今こそ日本のように」構造転換を=中国報道

陰りが見え始めた中国製造業、「今こそ日本のように」構造転換を=中国報道

世界の工場と言われてきた中国。中国製造業の規模拡大と技術レベルの向上は想像を超えるスピードで進んできたが、最近は一部で陰りも見えてきている。中国メディアの同順号は2日、「中国の製造業の出現は、40年前の日本にそっくりだ」と主張する記事を掲載し、高度経済成長末期の日本と現在の中国を比較している。(イメージ写真提供:123RF)

 世界の工場と言われてきた中国。中国製造業の規模拡大と技術レベルの向上は想像を超えるスピードで進んできたが、最近は一部で陰りも見えてきている。中国メディアの同順号は2日、「中国の製造業の出現は、40年前の日本にそっくりだ」と主張する記事を掲載し、高度経済成長末期の日本と現在の中国を比較している。

 記事は、日本経済が第2次世界大戦後、すさまじい勢いで成長したものの、1973年のオイルショックによって経済成長が著しく低下し、日本は海外の資源に頼ることの危険性を認識したと紹介。その後、日本の製造業は資源消費型から技術集約型に転換していったとし、この過程はまさに現在の中国が置かれている状況と似ていると指摘した。

 一方、中国はこれまで安価な人件費を強みとし、世界から外資を誘致したうえで低品質ながらも低価格な製品を世界中に輸出することで製造業を成長させた。しかし、その代償として環境破壊が進み、人件費が高騰している今、中国製造業は構造転換を迫られている。

 記事は、日本がオイルショック前後から大量の資金を投じて、世界から先端技術の導入を進め、1975年には65年の4倍以上に当たる712億ドルもの資金を外国からの技術導入に投じたと紹介。これによって日本は電子産業を始めとするハイテク製造業への転換に成功し、ハイテク製造業は日本の製造業の地位向上に寄与したと指摘した。

 さらに、大量の雇用を生み出してきた製造業は中国にとって経済発展のみならず、社会の安定という点にとっても重要な存在であることを指摘したうえで、今こそ中国はかつての日本のように製造業の高度化を実現し、新たな競争力の獲得のために前進していくべきであると伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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