日系車の購入は「愛国心に背く」が、「日本人の爆買い」は「不自然ではない」=中国報道

日系車の購入は「愛国心に背く」が、「日本人の爆買い」は「不自然ではない」=中国報道

良い働き口を求めて国外に出るのは何も発展途上国の貧困層に限った話ではない。高学歴の有能な人材も留学後に海外で就職するというケースは往々にしてあることだ。これは中国でも過去に見られていたことで、人材の海外流出は深刻な問題となっていた。(イメージ写真提供:123RF)

 良い働き口を求めて国外に出るのは何も発展途上国の貧困層に限った話ではない。高学歴の有能な人材も留学後に海外で就職するというケースは往々にしてあることだ。これは中国でも過去に見られていたことで、人材の海外流出は深刻な問題となっていた。

 しかし、現在はそうした状況に真逆の流れが生じており、有能な人材が中国企業にヘッドハンティングされるケースが増えている。中国メディアの今日頭条は6日付で、中国企業が日本の人材に高額な報酬を提示し、引き抜き始めていると伝えている。

 経済が発展し、中国企業の競争力が格段に向上した現在、国外で学んだ多くの留学生が中国へと帰国し、中国国内で就職することを選ぶようになっている。また一部の中国企業は海外の有能な人材をヘッドハンティングするようにもなってきているという。

 続けて、中国の電気自動車メーカーであるBYDが「日本の人材を爆買い」しようとしていると伝え、特に半導体において豊富な知見と技術を持つ人材獲得のために、BYDは高額の年俸と住居、運転手と通訳付きという整った生活環境を提示したとしている。また東芝の四日市工場付近に出向き、社員の帰宅の時間を狙ってまで、半導体の技術を獲得しようとしていると伝えた。

 日本の製造業が思わしくない状況下で、「中国の羽振りの良い企業は日本で爆買いをする中国人観光客さながら、必要とする人材を日本企業から引き入れている」と紹介。中国では電気自動車の開発で必要とされる半導体の技術を持つ人材を日本からヘッドハンティングすることは「何の不思議もないこと」としている。

 中国では日系車を購入することは愛国心に背くという意見があるなかで、日本人の人材を引き抜いて中国車を製造することは「何ら不自然なことはない」という考え方になるのは興味深いロジックだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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