かつて中国を席巻した日本ラーメン店「味千ラーメン」・・・ところで今はどうなってるの?

中国で急速に勢力を伸ばした日本の「味千ラーメン」がピンチ? 11年から衰退始まる

記事まとめ

  • 日本のラーメンチェーン「味千ラーメン」は中国国内で急速に勢力を伸ばした
  • 中国メディア・財経網は、味千ラーメンが中国でピンチを迎えているとする記事を掲載
  • 「中国の消費者に対し、今の味千ラーメンは古くなったのだ」と伝えている

かつて中国を席巻した日本ラーメン店「味千ラーメン」・・・ところで今はどうなってるの?

かつて中国を席巻した日本ラーメン店「味千ラーメン」・・・ところで今はどうなってるの?

ひと昔前、中国国内で急速に勢力を伸ばす日本のラーメンチェーン店があった。それは味千ラーメンだ。しかし近ごろさっぱり話を聞かなくなった。中国メディア・財経網は6日、味千ラーメンが中国でピンチを迎えているとする記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

 ひと昔前、中国国内で急速に勢力を伸ばす日本のラーメンチェーン店があった。それは味千ラーメンだ。しかし、近ごろさっぱり話を聞かなくなった。中国メディア・財経網は6日、味千ラーメンが中国でピンチを迎えているとする記事を掲載した。

 記事は、「10年前、中産階級の若者が集って食事する場所の中にピザハットと味千ラーメンが必ず入っていた。しかし今、この2つの店はいずれもピンチを迎えている。先月、味千ラーメンが発表した今年上半期のデータでによると、純利益は1億900万元(約18億6900万円)と前年同期比80.9%減を記録した。日進月歩の中国の消費者に対し、今の味千ラーメンは古くなったのだ」と伝えた。

 そして、味千ラーメンのこれまでの歩みを紹介。「日本生まれのラーメン屋で、1996年には香港に店をオープン、20年あまりの間に664店舗まで増やした。2007年には香港株式市場に上場し、創業者の潘蔚氏は『ラーメン女王』と呼ばれた。10年には1000店計画を発表するも、11年にはスープの虚偽宣伝などによるスキャンダルが巻き起こった。15年に再び1000店計画を出すが、既に苦境は始まっていた」としている。

 記事は、味千ラーメンが失速した理由の多くは「自身の問題にある」と指摘。中国国内の専門家から「店のデザイン、製品のリニューアル、サービスいずれにおいても新たな世代のニーズに追いついていない。味千の衰退は11年から始まったが、この時に中国の消費レベルの上昇は始まっていた。にもかかわらず、自らを先駆者と考え、大事な時に製品やサービスのレベルアップやリニューアルをやらなかった」との意見が出たことを紹介した。

 また、マーケティングの専門家からは「日本のラーメンという位置付けにより、若い消費者の好奇心に迎合する形で発展してきたが、時間の経過とともに新鮮味が薄れた。しかも、人件費コストを抑えすぎたことでサービスの低下を招いた。そして、大衆路線を進むとしながら、ラーメンの価格が高すぎる」との指摘が出ているとした。

 記事は、味千ラーメンがこのまま衰退の一途をたどらないようにするためには、自らの新たなポジションをしっかり定め、ブランドを作り直す努力が必要であると伝えている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

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