日本人は何でもできてしまう・・・絵描きを志して日本に来た中国人留学生が味わった大きな「挫折」

日本人は何でもできてしまう・・・絵描きを志して日本に来た中国人留学生が味わった大きな「挫折」

画期的だと思っていた自分のアイデアが、実はみんなが考えていることだったり、自分と同じことをやろうとしている人があまり多すぎて挫折したり、ということは結構ある。マンガやアニメに憧れて日本にやって来る中国人留学生にも、少なからずこのような挫折感を味わう人がいるようだ。中国メディア・今日頭条が16日に掲載した記事で紹介された女子留学生は、その1人である。(イメージ写真提供:123RF)

 画期的だと思っていた自分のアイデアが、実はみんなが考えていることだったり、自分と同じことをやろうとしている人があまり多すぎて挫折したり、ということは結構ある。マンガやアニメに憧れて日本にやって来る中国人留学生にも、少なからずこのような挫折感を味わう人がいるようだ。中国メディア・今日頭条が16日に掲載した記事で紹介された女子留学生は、その1人である。

 この女子留学生は、日本にやって来て3年の25歳だ。小さい頃から絵を描くことに興味を持ち、日本で大学院生になるチャンスを蹴って日本の専門学校でデザインを学び始めたという。しかし、彼女を待っていたのは、挫折の連続だった。

 「喜びいっぱいで入学したのだが、日本には絵を描く人が非常にたくさんいる事に気づいて呆然とした。カフェの黒板をはじめとする街の看板の多くは、みんな店員が自ら描いたものだ。そしてまた、専門学校生のレベルが高いこと。私も負けずに日夜練習し追いつこうと努力した。おかげてかなり上達したが、毎日のように絵を描いている日本人には到底敵わないのだった」と学生は語る。

 絵描きに自分の活路はないと判断した学生は、自分でも才能があると思っていたハンドクラフトに進路変更を決意した。しかし、ここでも多くの日本人たちがありとあらゆる物を手作りしていることを思い知らされて挫折してしまう。「財布やかばんは朝飯前。日本の商店街を歩くと、ハンドメイドの雑貨店をいくつも見かける。また、路上でもお手製の品物を売る人たちがいる。彼らはお金儲けではなく、純粋な趣味でやっているのだ」とし、太刀打ちできないと痛感した気持ちを伝えている。

 その後、この学生はようやく自らの進む道を見つけだした。それは、ドールハウス制作だという。しかし、「ドールハウス作りは結構危険な作業で、毒性のある材料や樹脂、塗料を使うことがあるために目や呼吸器が強い刺激を受ける。私は一部の材料でアレルギー反応が出て涙と咳が止まらなくなり、防護マスクをして作業をせざるを得ない」とのことだ。

 学生は最後に「今、私は涙を流しつつドールハウスを作っている。そして、『この分野で、私はついに日本人に勝ったのだ』と自己暗示を掛けている。これが、私の留学生活における最も至福の時なのだ」と語っている。

 日本にやって来た時の衝撃と挫折感や悩み、そして、現在の努力は、きっと彼女の今後のキャリアに生かされることだろう。また、比較的安易な気持ちで日本への「マンガ・アニメ」留学を考えている中国の少年少女たちにとっても、彼女の経験談はいい警鐘になるはずだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

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