観光客は歓迎するくせに! 日本ではなぜ「外国人は部屋を借りづらいのか」=中国

観光客は歓迎するくせに! 日本ではなぜ「外国人は部屋を借りづらいのか」=中国

法務省の2017年6月末における在留外国人統計によれば、日本に滞在する外国人の数は247万1458人だった。日本滞在期間が短かい観光客であればホテルなどの宿泊施設に滞在するであろうが、中長期的に滞在する外国人は「賃貸」で、家や部屋を確保するのが一般的であろう。(イメージ写真提供:123RF)

 法務省の2017年6月末における在留外国人統計によれば、日本に滞在する外国人の数は247万1458人だった。日本滞在期間が短かい観光客であればホテルなどの宿泊施設に滞在するであろうが、中長期的に滞在する外国人は「賃貸」で、家や部屋を確保するのが一般的であろう。

 日本人であっても部屋を借りるには様々な条件をクリアする必要があるが、外国人となると部屋を借りるためのハードルは非常に高いのだという。中国メディアの今日頭条はこのほど、「日本人は外国人旅行客は歓迎しているようだが、なぜ外国人に部屋を貸したがらないのか」と疑問を投げかける記事を掲載した。

 各国の賃貸物件をめぐる諸条件は様々だ。2週間ごとに家賃を支払う必要があったり、借りるにあたって保証金が必要だったり、家具付きであることが一般的だったりと、賃貸物件市場は国によって大きく違っている。中国でも家具付きの物件が多く、借りる側は身1つで部屋に転がり込むことができ、契約が終了すればそのまま出ていくことができる場合が多い。

 日本の場合は敷金・礼金の支払いのほか、将来にわたっても家賃の支払い能力があることを何らかの形で証明する必要があるケースが多く、また引越しで部屋を出るときには自分の荷物を片付け、原状回復のうえで引き渡すことが求められる。

 記事に「日本人は外国人旅行客は歓迎しているようだが、なぜ外国人に部屋を貸したがらないのか」と疑問を寄せた中国人は、日本で部屋を借りようとした経験があるのかもしれない。条件の悪い物件は別かもしれないが、外国人は日本のルールに則ってくれないケースが多く、トラブルが起きる可能性もあるとして、条件の良い物件の貸主は外国人に貸したがらないことは事実として存在するようだ。

 記事には、中国人ネットユーザーからコメントが寄せられていて、「外国人が日本で部屋を借りにくいのは事実だが、それは別に外国人を差別しているわけではない」とし、日本ではそもそも部屋を借りるうえで様々な条件があって面倒であり、貸主側の権利も保障されているため、借りる側が条件をクリアし、さらには貸主側の権利が侵害されないことを証明するのが外国人では難しいのが現状だという意見があった。

 上述のとおり、日本と中国でも物件の賃貸には大きな違いがあり、日本で部屋を借りた中国人が荷物などをそのまま残していなくなるというケースも散見される。中国のネット上では「中国人は日本では部屋を借りにくい」という主張も見られるが、決して中国人を差別しているのではなく、投資や事業として不動産賃貸を行っている側としては、トラブルや損失が発生する可能性を排除するためのリスク回避の考えが根底にあるものと推測される。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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