中国のサッカー界よ、日本のサッカーに満ちている「夢や楽しさ」をどこに置いてきたのか=中国メディア

中国のサッカー界よ、日本のサッカーに満ちている「夢や楽しさ」をどこに置いてきたのか=中国メディア

中国では、サッカーがメジャーなスポーツのひとつである一方、「わが子をサッカーの道に進ませる親がいなくなってしまった」らしい。(イメージ写真提供:123RF)

 中国メディア・今日頭条は14日、「中国サッカー発展の鍵は、夢がある楽しいサッカーの世界を育てることだ」とする記事を掲載した。

 記事は、「中国ではこの10年、プロサッカーが暗黒の雰囲気に包まれており、わが子をサッカーの道に進ませる親がいなくなってしまった。どうして中国ではこんな状況になってしまったのか」とし、その理由が高校サッカーを始めとする青少年育成を目的としたサッカー文化にあると指摘している。

 そして、「日本の高校サッカー選手権は既に96回開催されており、試合の模様はテレビで全国中継されて高い注目を集める。中国にもサッカーを熱愛する少年はたくさんいるが、彼らが輝きを見せるような試合の機会がないのだ。また、中国では子どもへのサッカー指導の環境にも問題がある。クラブチームのユース監督は、トップチームの監督同様に成績が求められ、勝てないと交代させられてしまう。一方、日本の学校では成績不振だからといって解任されることはない。負けることも選手の心を育てる課程になるからだ。試合結果よりも人格の成長、礼儀、さらには、学業といった部分を重視するのだ。選手を育てる前に人間を育てるという体系は保護者からも喜ばれており、それが大衆におけるサッカーの普及に寄与しているのだ」と論じた。

 さらに、Jリーグがサッカー競技を発展させるとともに、より多くの社会的責任を担っていると説明。「クラブやその選手たちはしばしば現地の学校や介護施設、病院などを訪れて交流を行う。社会貢献活動数多く行うことで、クラブは地域のシンボルになるのだ。勝ち負けもさることながら、日本のクラブは信頼感、フェアプレー、不屈の精神によってサポーターに幸福感と共感をもたらすのである」と伝えている。

 記事は、「日本のサッカーがここまで発展したのは、プロのクラブを作って強化するだけではなく、各個人の成長過程においてサッカーの楽しみ、運動の楽しみ、チームプレーの楽しみ、成長の楽しみを体感することができるからだ。われわれは往々にして、成績だけでスポーツや個人の成功を判断してしまい、スポーツの中にある最も純粋な楽しさをないがしろにしてしまっているのだ」と論じた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

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