中国はまだ一歩目を踏み出したばかり、日本のバリアフリーとはまだ大きな差=中国メディア

中国はまだ一歩目を踏み出したばかり、日本のバリアフリーとはまだ大きな差=中国メディア

中国の公衆トイレには子どもや乳幼児の為の設備は一般的に存在しないので、バリアフリー化を意識したトイレは画期的な変革と称賛されている。(イメージ写真提供:123RF)

 中国を訪れたことがあれば、北京や上海が日本の主要都市に引けを取らないほどに発展していることを知っているだろう。しかし、細かい部分ではまだ改善すべき課題が残されているようだ。中国メディアの上観は14日、日本の公衆トイレを「武装されたトイレ」と称し、特にバリアフリー化されたトイレの設計は世界から高い賞賛を受けていると紹介する記事を掲載した。

 最近、上海の地下鉄に2つの路線が新たに加わり、新たな設備として「バリアフリー化されたトイレ」も加わった。記事はこの路線の公衆トイレは「明るい照明に照らされ、通路も広くとられており、内部には子ども用のトイレと手洗い場があり、乳児用のおむつ交換に使える部屋もトイレの中央部に備えられているので出入りするのが便利」と説明した。

 日本人からすると特に驚きを感じないが、中国の公衆トイレには子どもや乳幼児の為の設備は一般的に存在しないので、これだけでもバリアフリー化を意識した画期的な変革と言える。バリアフリー化された施設という点では上海はその一歩を踏み出したばかりだ。それゆえ世界的に高い評価を得ている日本の公共施設におけるバリアフリー設計は中国にとっては「非常に先進的」であるようだ。

 記事は、日本も今に至るまでには「長い道のり」があったとし、障がいを持つ人びとが自由に街に出て活動できるよう求める活動が起こり、徐々に都市の改善が進んだとした。また、その後も社会の変化や高齢化に伴い、バリアフリーの対象が高齢者や妊婦、幼児と広がり、社会全体の支持を受けるようになったと紹介した。

 中国ではまだ社会的に少数で、弱者と言われる人びとの社会進出や社会による配慮が不足しているのが現状だと言えるだろう。こうした人びとが社会から得られるべき尊重を得ることでバリアフリーも確立されていくはずだが、これにはまだ長い時間がかかるのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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