パラオは親日かもしれないが、中国だって「信頼を勝ち得ている」=中国メディア

パラオは親日かもしれないが、中国だって「信頼を勝ち得ている」=中国メディア

美しいサンゴ礁などで知られるパラオは親日国としても知られている。(イメージ写真提供:123RF)

 自身が訪れたことのない国に対する印象の良し悪しは、かつて生じた歴史的な背景や周囲の人びとが抱く感情の影響を受けるようだ。中国メディアの今日頭条はこのほど、西大西洋の島国パラオは非常に親日的な国であることを紹介しつつ、中国からすれば親日国は反中の国にも映るらしく、「パラオは日本の最も忠実な末弟」であるとする記事を掲載した。

 広大な太平洋に浮かぶ小さな島国パラオ。歴史を通じて様々な苦境を強いられ、強国に頼らざるを得なかったが、記事は「最後にパラオの忠実な相棒となったのが日本だった」とした。パラオは17世紀にスペイン人に発見されて以降、それまでの自給自足の穏やかな生活は一転し、西洋による侵略を受け「最初はスペインの植民地となり、後にドイツに、そして、日本の植民地として統治された」と説明した。

 続けて記事は、「日本による植民地の時代が過去の植民地の時代と比較すると最も栄えた時期である」と主張し、30年以上にわたる日本統治中は産業だけでなく、教育の面でも日本政府の管理下にあったゆえ、「パラオの多くの習慣に日本が残した影響は大きく、高齢のパラオ人の大半が流暢な日本語を話せる点からしても日本の統治は成功したと言える」と主張した。

 さらに日本の敗戦後、米国の管理下に置かれた後、1994年にパラオ共和国として独立したことについて「独立したとはいえ、日本との関係から抜け出すことは難しかった」とし、なぜなら、最初の大統領はクニオ・ナカムラという日系人であったためと主張。中国からすると、日本との結びつきが強く、親日家が多いと感じるようだが、以前パラオの所有する石油資源を米国が狙った際にパラオが頼ったのは中国であったとし、「日本人観光客はパラオで歓迎されているかもしれないが、中国も国として信頼を勝ち得ているし、中国人観光客の財力は決して嫌がられていない」と主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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