生産年齢人口が急激に減る中国、「不動産価格が維持できるわけない」=中国メディア

生産年齢人口が急激に減る中国、「不動産価格が維持できるわけない」=中国メディア

中国で進む少子高齢化は、今後の中国経済に様々な変化をもたらしそうだ。(イメージ写真提供:123RF)

 世界一の人口を誇る中国では急速に高齢化が進むと同時に、2012年から生産年齢人口も減少に転じている。長年にわたって実施してきた一人っ子政策の弊害がすでに顕在化していると言えるだろう。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、中国では12年から毎年、生産年齢人口が減少し続けているが、高止まりしている不動産価格は今後も崩れずにいるのだろうかと疑問を投げかけている。

 記事は、中国では16歳から59歳までの生産年齢人口が12年から減少に転じていることを紹介し、12年は前年比345万人減、13年は同244万人減、14年は同371万人減、15年は同487万人減、16年は349万人減、そして17年は同548万人減となったと指摘。すでに中国ではオーストラリアの人口とほぼ同じだけの労働力が消えてしまったことを意味するとした。

 さらに、生産年齢人口だけでなく、中国では結婚する人の数も減少傾向にあり、同時に出生数も低迷し始めていると指摘。近い将来、中国人は「中国は人が多すぎる」と不満を口にすることもなくなるかもしれないとし、その頃には「中国国内に存在する莫大な量の不動産の価格は果たして維持できるのだろうか」と不安を吐露した。

 また、日本や韓国の事例を見れば、経済発展が一定の水準に達すると地方から都市部への人口集中が起きると伝えつつ、中国でも都市部では人口流入によって不動産価格は維持できるだろうが、地方の小規模な都市は人口減少に直面し、不動産価格の暴落が起きる可能性があると指摘。中国では毎年、市場に供給されるマンション戸数は出生数よりはるかに多いのが現状だとし、人口が減少し続けるなかで「不動産価格が維持できるわけがない」と伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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