あの戦争がなくても、われわれ中国人は日本のことが嫌いだろうか=中国メディア

あの戦争がなくても、われわれ中国人は日本のことが嫌いだろうか=中国メディア

今もなお多くの中国人が、日本の文化や日本製品などを好む人を売国奴だと罵る。そこに、かつて中国を侵略した日本軍の存在が大きくかかわっている。(イメージ写真提供:123RF)

 今年は日中平和友好条約締結40周年にあたり、日中両国政府はこれをきっかけとして関係改善に乗り出している。中国メディア・今日頭条は30日、「どうして日本が嫌いなのか。侵略戦争がなかったとしても嫌いなのか」とする文章を掲載した。

 文章は「どうして多くの人が日本のことを嫌いなのか。この問題については多くの人が躊躇なく、日本人はかつてわれわれを侵略したからだと答えるだろう。では、侵略の歴史がなかったら、それでもわれわれは日本が嫌いだっただろうか。中国人が嫌悪しているのは、日本国民ではなく、日本の政治ではないのか。侵略戦争や日本の政治的な主張、政治家を理由に日本の全てを、そして、日本の歴史を否定してはいけない。嫌っている要素はあくまで日本の一部分であり、日本の全てを代表している訳ではない。もちろん戦争のことを忘れてはいけないが、理性は必要だ」としている。

 そのうえで、「今もなお多くの中国人が、日本の文化、芸術、音楽、アニメ、日本製品などを好む人を売国奴だと罵る。これはあまりにも非理性的だ。私は名探偵コナンや黒澤明が好きだが、これと中国を侵略した日本軍とちっとも関係がないではないか。日本は多くの面でわれわれが学ぶに値するものを持っている。特に戦後の日本は文化や芸術の面で巨匠を輩出してきたのだ」と論じた。

 文章はさらに「もっとも重要なことは、日本がわれわれよりも中国の伝統を多く残しているという点。具体的に言えば、日本の建築や習俗、さらに日本語にも中国のエッセンスが残されているのである。だから、初めて日本に行った人の多くは、日本に漢や唐の味わいを覚えるのだ」とした。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

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