日本では交通事故死者数が減っているのに、どうして中国では交通事故死亡率が下がらない? 中国メディア「悪いのは運転手ではない」

日本では交通事故死者数が減っているのに、どうして中国では交通事故死亡率が下がらない? 中国メディア「悪いのは運転手ではない」

中国は世界の自動車の3%を保有する一方で、交通事故死者数の16%を占めるという。(イメージ写真提供:123RF)

 警察庁のデータによると、昨年1年間の日本における交通事故死亡者数は3694人で、統計が残る1948年以降で最も少ない記録となった。一方で、中国では交通死亡事故発生率が依然として高い水準にあるという。中国メディア・今日頭条は3日、「どうして中国の交通死亡事故発生率は10年連続で世界最悪なのか」とする記事を掲載した。

 記事は、「わが国は世界の自動車の3%を保有する一方で、交通事故死者数の16%を占めるという、世界で最も自動車運転が危険な場所となっている。多くのネットユーザーがその原因についてドライバーのモラルが低く、交通ルールを守らないからだと考えている。しかし、この『モラル論』には強く反対したい。中国で交通事故が多い原因は、交通管理の理念や体系が立ち遅れているからだ」とした。

 そして、「中国では、交通管理当局が車道の中央分離帯に花壇を設けるのを好む。高速道路の分離帯にまで花壇があるのだ。こんなことをしているのは世界でも中国ぐらいのものだ。花壇は定期的に剪定や水遣りをするなどのメンテナンスが必要だ。このため、路上に園芸整備用の自動車が止まっていることがあるのだ。また、ゆっくり走る散水車も往々にして追突事故を起こす要因になる」と説明している。

 また、中国の交通警察官は十字路の真ん中に立って交通整理をするのが好きだとも指摘。「交差点には信号があるのに、どうして交通警察官がいまだに交差点の真ん中に立って指揮しているのか。米国の交通警察は定点ではなく流動的な取り締まりを実施している。どこから警察官が出てくるか分からないから、みんなリスクを冒そうとしないのだ」とした。

 信号機があるのに交通警察官が交差点の真ん中で指揮をしなければいけないのはなぜか。それは、信号を守らない歩行者やドライバーがあまりにも多いからではないのか。記事の主張を見る限り、やはり中国で交通事故が後を絶たないのは、ドライバーのマナー意識の低さが大きな理由なのではないだろうか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

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