日本アニメ好きを「売国奴」扱いするな! なぜ批判されなければならないのか!=中国メディア

日本アニメ好きを「売国奴」扱いするな! なぜ批判されなければならないのか!=中国メディア

中国では、韓国のドラマを見ていても「棒子」、米国のドラマを見ていると「帝国主義の犬」と呼ばれるなど、外国の作品を見ているだけで売国奴のレッテルを貼る人が一定数いる。(イメージ写真提供:123RF)

 中国では多くの若者が日本のアニメを見て育っており、2016年12月に中国で公開された「君の名は。」が大ヒットしたのも記憶に新しい。しかし、日本アニメが高い人気を誇る一方で、日本のアニメを見る人に「売国奴」のレッテルを貼る人も少なからずいるようだ。

 中国メディアの今日頭条は13日、「日本のアニメを見ることは国を愛していないことなのか」と題して、なぜ一部の中国人は日本のアニメを見ることと愛国を関連付けるのかを分析する記事を掲載した。

 記事はまず、この「中国独特の価値観」が、確かに存在しているのは認めざるを得ない事実だと指摘。日本だけでなく、韓国のドラマを見ていても「棒子」、米国のドラマを見ていると「帝国主義の犬」と呼ばれるなど、外国の作品を見ているだけで売国奴のレッテルを貼る人が一定数いるという。しかも、赤の他人ではなく往々にして親しい友人に言われる傾向があるというが、なぜ身近な人にこんな批判をされなければならないのだろうか。

 筆者は、3つの理由があると分析。その1つが「民度の低さ」だ。こうした批判をするのは、時間を持て余してやることのない「民度の人」がすることだと切り捨てた。こうした人たちは、国内についても腐敗や経済崩壊論などを語りだし、何かにつけて批判的であり、彼らが愛国的とも思えないと論じた。

 2つ目は、「アニメに対する先入観」だ。中国アニメは幼稚であり、日本アニメは暴力的、または、低俗なものだと思い込んでいるのだという。3つ目は「政策」だ。これは、韓流ドラマが顕著な例で、10年前には中国で大流行したものの、政策が変わった今ではすっかりテレビで流されなくなったとつづった。

 筆者は最後に、「芸術に国境はないとはいうが、芸術家には国境がある」と指摘。価値観に正誤はなく、自分の価値観を人に押し付けることは、その人の民度の低さを物語っていると論じた。

 作者が主張するように、日本のアニメを見ることと愛国を関連づけるのは筋の通ったことではないが、いわゆる「愛国者」たちには伝わらないに違いない。その一方で、政策が変わっても相変わらず日本アニメを愛する中国人が多いのも事実だ。日本が良質のアニメを作り続ける限り、ファンは国境を越えて支持してくれるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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