中国文化を色濃く残す日本で春節を祝わないのは、お金が足りなかったから?=中国メディア

日本で旧正月に当たる春節が祝われなくなった理由に「お金を節約するため」と指摘も

記事まとめ

  • 中国メディアが日本で春節が祝われなくなった理由について説明する記事を掲載した
  • 明治時代に春節が廃れることになったとし「当時の政府がお金を節約するため」と指摘
  • 「元日を春節とみなし、お年玉など中国の年越しに通じる習慣が残っている」とした

中国文化を色濃く残す日本で春節を祝わないのは、お金が足りなかったから?=中国メディア

中国文化を色濃く残す日本で春節を祝わないのは、お金が足りなかったから?=中国メディア

中国メディアが考えた「日本から春節(旧正月)が消えた理由」・・・はたして?(イメージ写真提供:123RF)

 中国で新年の始まりとされる春節旧正月)が16日にやってきた。これで中国でも晴れて「戌年」がやってきたわけだが、中国大陸以外にも台湾、香港、マカオ、韓国、シンガポール、ベトナム、マレーシア、インドネシア、ブルネイ、モンゴルといった地域で法定休日となっている。そして北朝鮮でも祝日であり、特に今年は金正日氏の誕生日である光明星節と重なった。東アジア地域において、旧正月が祝日になっていないのは日本ぐらいのものである。

 中国メディア・東方網は16日、かつて中国から様々な文化を吸収し、現在にもその面影が強く残る日本において、旧正月に当たる春節が祝われなくなった理由について説明する記事を掲載した。

 記事は、「中国の文化は昔から今に至るまで周辺国に影響を与え続けてきた。中でも日本は中国の文化を徹底的に学んできた。そして、かつては春節という一大イベントも中国同様に盛大に祝い、習慣や風習においても本場の中国に似通っていた」とした。そのうえで、19世紀後半に江戸幕府が倒れて明治時代が始まると春節が廃れることになったと紹介。「その原因は、当時の政府がお金を節約するためだった」と指摘している。

 記事の解説によれば、「明治時代に太陰太陽暦が廃されてグレゴリオ暦が採用されるようになったが、その理由は太陰太陽暦では数年に1度『うるう月』が発生し、1年が13カ月になるという点にある。日本では給料は月ごとに支給されるので、太陰太陽暦では1カ月分多く支払う必要が出てくる。当時は大胆な改革のためにあらゆる場所でお金が必要になっており、少しでも節約をするために太陰太陽暦からグレゴリオ暦に切り替えた。これに伴い、春節も消えたのだ」とのことである。

 明治維新に伴う暦法の変更により日本の正月は太陽暦の1月1日になったわけだが、「新しい年を祝う」という風習がなくなったわけではない。記事は「彼らは元日を春節とみなして過ごすようになったが、お年玉や除夜の鐘など、中国の年越しに通じる習慣が残っている」とした。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

関連記事(外部サイト)