新幹線を選んだインド、中国「こっちだってインドに選ばれなくて良かった」=中国メディア

インドは高速鉄道を巡り日本の新幹線を選択 受注競争を繰り広げた中国が負け惜しみか

記事まとめ

  • 日本と中国はインド高速鉄道を巡り受注競争を繰り広げたがインドは日本の新幹線を選択
  • 「インドが中国を選ばなくてよかった」と、負け惜しみとも取れる声が出ているよう
  • 不満が新幹線の評価にまで飛び火し、新幹線の事故ではない尼崎脱線事故を指摘している

新幹線を選んだインド、中国「こっちだってインドに選ばれなくて良かった」=中国メディア

新幹線を選んだインド、中国「こっちだってインドに選ばれなくて良かった」=中国メディア

インドが日本の新幹線を選んだことに対し、中国メディアは「インドは新幹線を選ぶことで中国を怒らせようと思ったのだろうが、中国は全く気にしていない」と主張した。(イメージ写真提供:123RF)

 日本と中国インド高速鉄道をめぐって受注競争を繰り広げてきたが、インドが選んだのは日本の新幹線だった。もちろん、中国はそれに対して不満を表したが、今では着工を間近にしたためか、「インドが中国を選ばなくてよかった」と、負け惜しみとも取れる声が出ているようだ。中国メディアの今日頭条はこのほど、日本の新幹線を称賛するインドを批判する記事を掲載した。不満が新幹線の評価にまで飛び火しているようだ。

 記事はまず、中国の高速鉄道がいかにすばらしいか自賛した。その品質の高さと建設スピードの速さは驚くべきもので、世界中から注文が殺到しているのだという。そして、米国でさえ中国の協力を求めているにもかかわらず、インドはそれに唯一反発している国だと批判した。

 続いて、インドは新幹線を選ぶことで中国を怒らせようと思ったのだろうが、中国は全く気にしていないと主張。むしろ信用の置けない相手と取引しないで済み、むしろ、「喜ばしいことだ」と負け惜しみとも取れる発言をしている。

 記事によれば、インド国内では意図的に中国を挑発する声が多く見られ、日本と契約を交わした途端、「中国をののしりはじめ」、中国高速鉄道の質は悪くて安全ではなく、新幹線こそ安全だという声が見られるようになったという。

 これに対し、中国のネット上では「新幹線がいかに安全ではなく、事故が多いか」という点に対してネットユーザーが証拠を出しているという。その最たる例として、記事は乗客ら107人が死亡した2005年の尼崎脱線事故を指摘。無事故というのはうそだと非難されているという。確かに悲惨な事故ではあったが、この事故は新幹線が起こしたものではない。だが、中国ではこの事故を新幹線がいかに安全性に劣るかを示すための証拠として使われることがある。

 記事は、インドは新幹線についての正しい知識を持っていないと冷笑しているが、正しい知識がないのは中国のネットユーザーたちの方だろう。むしろ開業早々の2012年に大きな死亡事故を起こしたのは中国高速鉄道であることは記事では触れられていない。新幹線と中国高速鉄道を比較すれば、長年にわたって乗客の死亡事故を起こしていない新幹線の方が圧倒的に安全といえるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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