なぜだ! たとえ中古であっても中国車より日系車を買いたがる広東人=中国

なぜだ! たとえ中古であっても中国車より日系車を買いたがる広東人=中国

中国で日系車の人気が高まっているが、広東省では歴史的に日系車が好まれる傾向にある。(イメージ写真提供:123RF)

 極めて広大な国土を持つ中国では、地域によって文化や人びとの習慣、嗜好は大きく違っている。こうした違いは自動車市場にも反映されていて、日系車は中国南部の方が支持されていると言えるだろう。こうした傾向は中国人から見ても不思議であるようで、中国メディアの今日頭条はこのほど、「なぜ広東人は中国車を買うぐらいならば日系車の中古を買った方が良いと考えるのだろうか」と疑問を投げかけ、中国人ネットユーザーたちが議論を交わしている。

 記事は、広東人は限られた予算内で自動車を購入する場合、「中国メーカーの新車よりも、日系車の中古を買いたがるという人が多い」と伝え、日系車はたとえ中古であっても中国車よりも優れているのかと疑問を呈したところ、中国人ユーザーから「沿岸部の広東省はもっとも古くから外部の文化に触れていた土地であり、日系車は昔の広東省では憧れのブランドだった」という指摘があり、この憧れの気持ちが今も脈々と受け継がれているのではないかという考察があった。

 また、広東省の近くに香港があるという地理的要因も関係しているという意見もあった。タクシーのほとんどが日系車であることからわかるとおり、香港は日系車が強い市場だが、改革開放当初に広東省には香港から多くの日系車が密輸で持ち込まれ、広東省に広く流通したのだという。また、日系車のエアコンの効きが良いことが暑い気候の広東省で支持された、過去に日本の影響で改造車が流行したことなども、今の広東省における高いシェアにつながった可能性があるという声もあった。

 そのほか、仮に予算が8万元(約135万円)あれば2008年製のトヨタ・カムリや同じく08年製のホンダ・アコードなど、10年落ちの小型セダンを購入できると紹介。日系車ならば10年落ちでも十分に走行できるうえ、見た目的にも古さを感じないうえに購入後も5年は問題なく走行できるはずだが、中国車は新車で購入しても3年経てば残存価値が10年落ちの日系車を大きく下回ってしまうという声がった。

 こうした要因を総合したうえで、「実用性を重視する広東人は消費に政治を持ち込まない」うえ、広東人が日系車を購入するのはあくまでも「現実的な理由から」であり、それは単純に中国車を買うぐらいならば日系車の中古を買った方が「実用的で問題も少なくて済むため」だという指摘が多く見られた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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