これが手書きなんて・・・神業だ! パソコンのような看板文字を書く日本の職人に、台湾メディアが注目

これが手書きなんて・・・神業だ! パソコンのような看板文字を書く日本の職人に、台湾メディアが注目

デジタル化が進む社会で、昔ながらの「手書き」の良さは国を超えても伝わるらしい。(イメージ写真提供:123RF)

 かつては街で見かける看板はほぼ手書きだった。しかし、コンピューター技術が発達した今では、手書きの看板を見る機会も大きく減っている。台湾メディア・ETtodayは21日、まるでコンピューターを使って描いたような看板文字を手書きする日本の職人の技術について紹介する記事を掲載した。

 記事は「学生のころ、さまざまなペンを買ってきれいな字の練習をしたものだが、大人になってからは持つペンの種類も少なくなった。そして、生活の中ではスマホやパソコンで文字を入力することが殆どになり、字を書くことすら少なくなってしまった」としたうえで、斜陽産業となりつつも後世に伝えていくべき技術を持つ、日本の看板文字職人を紹介している。

 紹介されたのは、今年51歳の看板文字職人、上林修さん。記事は「先日、上林さんがツイッター上に自身の作業の動画を掲載した。彼は専用の筆を白いインクに浸した後、濃い緑色の看板上に『町道高田桜谷線道路法面修繕工事』という15文字を書き上げる。本人はあまり美しくないと謝るのだが、それが十分に美しいのだ。まるで、パソコンで印刷したような完成度である」と説明。多くのネットユーザーからも「神業だ!」という驚きの声が寄せられていると伝えた。

 記事は「上林さんは、パソコンで印刷したような見本を見ることなく、大体の位置を予めポイントするだけで、歪みがなく縦横のバランスも完璧な文字を描くことができる。交通看板、修理工事の告知板以外にも外壁やゲート上の文字、プールの水深を示す数字、飛び込み台の番号なども難なく描き上げる。若い頃から書道に興味を持ち、自らフォントを創作することもあったという上林さんは、20歳の時に舞台の大道具の仕事を経験。その後、字を書くことに強い興味があることを自覚し、練習を積み重ねたという」と説明している。

 また、上林さんが「手書きの字が持つ温かみは、コンピューターの文字には代えがたいものがある」との信念を持っていると紹介。「小さい頃、学校の先生に『字を書くのは修身の過程であり、自分自身との対話のようなものだ』と言われたのを思い出した。自分も手書きの文字にはすごく温かみがあると感じる」と結んだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

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