古代文明を持たなかった日本の芸術が、独特の魅力を持つに至った歴史的な理由=中国メディア

古代文明を持たなかった日本の芸術が、独特の魅力を持つに至った歴史的な理由=中国メディア

日本のことを「世界が年老いてから育てた子」という言い方があるという。中国メディアが、日本の芸術の源流について論じた。(イメージ写真提供:123RF)

 中国メディア・今日頭条は27日、世界的に高い評価を受ける日本の芸術が、独特の魅力を持つに至った歴史的な背景について論じる記事を掲載した。

 記事は、「ほぼ同じ時期に生まれた世界のいくつかの古代文明は、それぞれ現地の芸術に深い哲学的あるいは形而上学的な基礎を与えた。しかし、『世界が年老いてから育てた子』と称される日本は、このような歴史のリソースを持っていなかった。そこで、この国は大きな活力を創造するために新しい思想や形式を探し求め、文化的な基盤を開拓する必要があった」とした。

 そして、「外来の文化に触れて自国の文化を育ててきた日本人だが、日本文化の歴史を知っている人なら分かっているが、外来の文化に対して日本はこれまで複雑な態度を見せてきた。積極的に異国の影響を受け入れたと思うと、やがてその影響を断固として排斥しようとする状況が日本の歴史上では繰り返し出現したのである」と論じている。

 その例として記事は、「唐の文化を吸収したあとで、本国の芸術である大和絵が誕生した。宋代の水墨画山水画が流行したあとで、安土桃山時代にはきらびやかな色彩を持つ屏風絵が流行した。欧州の芸術のインパクトを受けた後で、江戸のポップアートと呼ばれる浮世絵が一世を風靡した。19世紀の明治維新の時代には西洋を芸術にほぼ全面的に降伏したが、その後、日本の美術界では『新日本画運動』が起きた」といった事柄を取り上げた。

 記事は、「日本の地理的な位置から考えると、このように受け入れと排斥を繰り返す発展モデルが生まれたのも理解できる。事実上、このような歴史の繰り返しによって日本の芸術は独特の魅力を持つに至ったのである」と結論づけている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

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