日本にはなぜ中国のように「農村に残された留守児童」がいないのか=中国メディア

日本にはなぜ中国のように「農村に残された留守児童」がいないのか=中国メディア

中国では親が出稼ぎに行くため農村に残された留守児童は、両親がそばにいる子どもに比べて事故やトラブルに遭う確率が高かったり、素行不良になってしまうケースが多いとされている。(イメージ写真提供:123RF)

 中国では農村から都市部に働きに出る人は農民工と呼ばれるが、日本のように戸籍を移動させるのが難しいこともあって、子どもを農村に残したまま都市部で出稼ぎをする農民工は多い。農村に残された子どもは「留守児童」と呼ばれ、その数は中国全土で6000万人以上に達するとされる。

 農村に残された留守児童は祖父母が面倒を見るケースが多いようだが、それでも両親がそばにいない影響は大きいようで、両親がそばにいる子どもに比べて事故やトラブルに遭う確率が高かったり、素行不良になってしまうケースが多いとされている。

 香港メディアの鳳凰網は1日、日本もかつては地方から都市部に多くの人が出稼ぎに行き、都市部の発展を支えたと伝える一方で、なぜ日本は中国のような留守児童がいないのかと疑問を投げかける記事を掲載した。

 記事は、都市部における発展の軌跡は日本と中国で似ている点があり、それは地方から多くの人が都市に集まり、都市を発展させたという点だと指摘する一方、日本と中国で根本的に異なるのは「戸籍格差の有無」であることを指摘。日本もかつては地方から大量に都市部に人が押し寄せたため、住む場所や学校の整備に苦労した経緯があることを指摘しつつも、日本では住所や戸籍を移動させるのは自由であり、誰もが自由に住所を移動させることができるうえに、どこでも同じ社会保障や福祉を享受できると紹介し、地方から都市部に出てきた人でも、子どもを都市部の学校に入学させることができると伝えた。

 中国では都市部と農村部の戸籍に「格差」があると指摘されている。戸籍を自由に移動させることができないため、農村戸籍を持つ農民工は子どもを都市部の学校に入れることができないのが通常だ。中国政府は戸籍制度の改革に乗り出しているが、このような格差は果たして解消されるのだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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